20年間使われるコト無く闇を携えて【私鉄に乗ろう81】野岩鉄道(東武鉄道)その5(33)

2019.04.16

珍しくトンネル以外を走ります。と言っても深い山の中、眺望が開けるというのでもありませんね。

またトンネルでした。

カーブで男鹿川を渡ります。

上三依塩原温泉口駅から4.0kmで男鹿高原駅。野岩鉄道会津鬼怒川線では最も高い標高約765m。

駅名標。1986年(昭和61年)開業。秘境駅として有名。列車運転本数が多いのでアクセスは容易ですが、駅周辺には人家はありません。野岩鉄道男鹿高原変電所と男鹿高原駅前広場緊急ヘリポートがあるのみです。というかヘリポートは何のために存在しているのでしょうか。

ホーム。平均乗車人員は、0.74人/日(2015年)、言い換えれば年間272人がこの駅から乗るだけです。もちろん野岩鉄道会津鬼怒川線では乗車人員の最も少ない駅です。この駅までが栃木県。

山王トンネル(3441m)を抜けると福島県です。この山王トンネル、1966年(昭和41年)には完成していたのですが、野岩鉄道会津鬼怒川線が開業して実際に使われ始めたのが1986年(昭和61年)。20年間使われるコト無く闇を携えて深い山中に佇んでいたのですね。その年月を想像すると、ちょっと不思議な気分になります。

男鹿高原から5.7kmで野岩鉄道会津鬼怒川線の一方の終端、会津高原尾瀬口駅。

細長い島式ホームです。

往路、復路とも列車交換がなく、すぐに発車してしまったのでゆっくり駅を撮る余裕がありませんでした。下車すると次の電車まで1時間。夏なら余裕ですがこの時期は16時が撮影のエンドなのです。

次回からは、会津鉄道になります。
では、【私鉄に乗ろう 81】会津鉄道(東武鉄道)その1(34) に続きます。

(写真・記事/住田至朗)

TAGS 鉄道旅 東武 野岩鉄道


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