高速道路サービスエリアのレストランメニュー開発が、いま熱い―――。

NEXCO東日本は、サービスエリアの新メニュー開発の頂点を決める「NEXCO東日本 新メニューコンテスト」決勝大会を実施。

今回の審査項目には、地域食材の効果的な活用、開発ストーリー・ネーミング、1500円という価格に対する満足感のほか、「SNSにアップしたくなる」「SNS映えするアイデア・演出」が加わった。

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審査は、陳建一審査委員長をはじめ、東京調理製菓専門学校 柘植末利校長、ネクセリア東日本 村山和夫代表取締役社、もえのあずき、川瀬良子、岩貞るみといった各審査委員によってジャッジ。

関東甲信越・東北・北海道エリアから42店舗がエントリーし、予選を経て10店舗の新メニューが決勝大会に出場。そのNo.1が決まった。

グランプリは東武食品サービスがつくったメニュー

ことしのグランプリは、常磐道 友部SA(上)「君への手紙~TOMOBE SA“FT.”M.STYLE~」。東武食品サービスが開発したメニューに決まった。

東武食品サービスは、東武沿線のホテルやレストラン、ファーストフードなどを手がける、東武鉄道グループ92社のひとつ。

同社菅沼眞二料理長は、「この新メニュー『君への手紙』は、すでに5000食を超えるほど人気。器をつくってくれたM.STYLE、生産者のみなさん、スタッフの思い、それぞれがないとできないメニューだった。そして、5000食もつくってくれるスタッフにも感謝。スタッフみんなで勝ち取った賞」とコメント。

また、準グランプリは東北道 長者原SA(上)「伊達なcuisine 誉~政宗公の城下食彩探訪~」、審査委員特別賞は東北道 岩手山SA(上)「ボヌール八幡平」、東北道 那須高原SA(下)「栃木おもてなし3段御膳」だった。

審査委員特別賞には岩手県北自動車


準グランプリ:東北道 長者原SA(上)
「伊達なcuisine 誉~政宗公の城下食彩探訪~」
開発:グリーン・グリーン


審査委員特別賞:東北道 岩手山SA(上)
「ボヌール八幡平」
開発:岩手県北自動車


審査委員特別賞:東北道 那須高原SA(下)
「栃木おもてなし3段御膳」
開発:ロイヤルホールディングス

あの西武鉄道も参戦

今回のNEXCO東日本 新メニューコンテストには、鉄道系の企業たちが参戦。

関越道 上里SA(下)「姫豚と深谷ねぎの地元ご馳走膳」は、西武鉄道グループが開発。「限られた店しか流通しない姫豚を使い、相性のいい深谷ねぎとしゃぶしゃぶに。ガトーショコラは、地元ヤマキ醸造の豆腐を入れたことで、生チョコのような仕上がりに」とプッシュ。

また関越道 越後川口SA(上)「けんさん焼き旬味セット」は越後交通が、上信越道 横川SA(上)「軽井沢 霧の回廊」は「峠の釜めし」で知られる荻野屋が開発し、地元食材をアレンジした新メニューで挑んだ。

もえのあずきは審査後、「『君への手紙』は、器にこだわっていたのが印象的でしたね。もうあれで、食べる人をびっくりさせてくれましたね」とコメント。

もえあずはすべてのメニューを試食。陳建一審査委員長とともに、開発ストーリーを聞きながら、高速道路ゴハンを次々と口へ運んだ。

全国の高速道路には、一般道からの出入口が設置されているサービスエリアもある。

鉄道旅の途中に、レンタカーなどを利用して、高速道路のサービスエリアをめざす旅好きもいるとか。

駅前にはレンタカーのほか、カーシェアなども次々と出現しているから、乗り鉄のルートどりも、さらに広がりをみせそう。

食べる食べる…もえのあずき動画&画像集