近鉄グループホールディングスと三菱総合研究所は、大阪市、地元商店会と連携し、ブロックチェーン技術を活用したデジタル地域通貨「近鉄ハルカスコイン」実用化に向けた第2回社会実験を実施。

近鉄ハルカスコインは、ユーザが自身のスマートフォンを使って支払いできるもの。

現在、国が掲げる「キャッシュレス社会」の実現を推進していく施策のひとつ。

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社会実験期間は10月1日から12月10日まで。

通貨発行は、現金+期間限定プレミアム10%(1コイン=1円相当)。現金は千円単位で、10万円までチャージ可能。

参加対象者は約165万人のKIPS会員のうち希望者全員。

参加施設は、あべのハルカス:近鉄百貨店、あべのハルカス美術館、ハルカス300(展望台)、Hoop、あべのand、周辺テナントビル等、大阪市:大阪市立美術館、天王寺動物園、商店会:あべの巴通り商店会、阿倍野筋一丁目東商店会など。

おもな機能拡充は、固定QRコード決済方式の追加、鉄道用の自動券売機を活用したコインチャージ機の試験運用、期間限定プレミアムの付与、参加者同士によるコインの受け渡し(個人間譲渡)、期間中、いつでも実験参加が可能など。

今後、近鉄HDと三菱総研は、社会実験の成果をもとに、ブロックチェーン技術にさまざまなサービスを付加した、地域創生に資するイノベーションプラットフォームの確立する構え。

さらに、同プラットフォームを全国の企業や自治体などへの展開を図る。