「もう(常磐道の)友部サービスエリア上り線は、グランプリサービスエリアって名前を変えたほうがいいですよね」

「食レポはあまり上手じゃない」と照れ笑いする茨城県 大井川和彦知事は、そのメニューを見て食して「すごいですね」「これは新しいですね」「これすごい」を連発。そして改名の提案まで……。

東武食品サービスの友部SA上り線 津久井修一支配人、菅沼眞二料理長、中川学園調理技術専門学校(茨城県水戸市)の中川純一校長は6月27日、茨城県庁を訪れ、NEXCO東日本 新メニューコンテストでグランプリを獲得した「君への手紙~TOMOBE SA“FT.”M.STYLE~」を茨城県知事に届けた。

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<あの鉄道会社も参戦、NEXCO東日本 新メニューNo.1決まる>

これこそ茨城の強み!

「NEXCO東日本 新メニューコンテスト」は、「地元食材をアレンジしたごちそうメニュー」をテーマに開発したメニューの頂点を決めるコンテスト。

ことしは、東武鉄道などの東武グループで、東武食品サービスが手がけた 常磐道 友部SA(上り線)の「君への手紙~TOMOBE SA“FT.”M.STYLE~」がグランプリ。

そこで、茨城県の食材をふんだんに使った人気の新メニューを、県知事に届ける表敬訪問を行うことに。

料理長らが「地産地消にこだわった」「茨城県は優れた食材が実に多いと実感させられるメニューです」と伝えると、「これだけ揃えられるのは、茨城の強みですよね」「うーんすごい」と応えた。

サービスエリアが観光名所に

また、料理長らは「昨年11月の販売開始からすでに2万食ちかく売れたヒット商品です。この『君への手紙』を試したくて、わざわざ遠くからクルマで来たり、バスツアーも組まれたりします」と伝えると、「これだけ、茨城の食材のよさを引き出してくれてすばらしい。友部サービスエリアにこんなにすごいメニューがあるとは」と唸った。

常磐自動車道 友部SA 上り線は、一般道からの出入も可能。「ちょっときょうは茨城のいいものをという気分で、一般道から入ってくる地元の人も増えている」という。

「守谷サービスエリアも新メニューコンテストで優勝している実績がある。常磐道上り線で、食べ比べや食い倒れの高速道ドライブができる」と話すと、県知事はこう応えて笑った。

「むかしは駅弁もブームがありましたけど、そうかこれからはサービスエリアも熱いですね。これはもうまさに観光名所ですよね」

「やっぱり改名しましょう。グランプリサービスエリアに!」