【私鉄に乗ろう 66】紀州鉄道線 その3

復路で撮った写真。キハ600形603。元大分交通耶馬溪線の車両で1960年(昭和35年)新潟鐵工製。耶馬溪線が廃止された1975年(昭和50年)に譲渡されました。2009年(平成21年)に営業運転を終了後、御坊市の本町商店街が譲り受け2017年(平成29年)紀伊御坊駅傍の空き地にレールを敷き静態保存されています。

キハ600形603の横を通り過ぎると紀伊御坊駅です。かつては相対式ホーム2面2線でしたが、写真の青いフェンス部分のホームが継ぎ足されていることが分かります。右側のホームもそのまま残っています。

駅名標は右側の使われていないホームにありました。

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紀州鉄道線で唯一の直営有人駅です。紀州鉄道鉄道事業部があります。本社は東京です。

側線に「休車中」という紙の貼られたキテツ2号が留置されていました。元北条鉄道フラワ1985形1985-1です。下車してゆっくり写真が撮りたかったのですが雨で断念しました。

側線と車庫を復路で撮った写真。側線のキテツ2号の西御坊側には現役のKR205が駐まっていました。元信楽高原鐵道SKR200形SKR205号車です。こちらも無償で譲り受けたものです。

西御坊に向かいますが、また20km/h制限です。

0.6kmで市役所前駅。

ホームと駅名標。御坊市中心部で市役所、市民文化会館、地方法務局御坊支局、税務署、図書館などがあります。

こちらもホーム。雨の日にはホーム上屋が助かりますね。自転車が駐輪されてます。

さあ、次は終点の西御坊です。次回【私鉄に乗ろう 66】紀州鉄道線 その4 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)