【鉄の一献 1】西舞鶴 みちくさ料理みたけ

2018.07.03

鉄道旅で訪れた居酒屋を紹介します

とは言っても、筆者は鉄道旅の途上、自前で細々と飲むのであって、決して予約の必要な高級店に出入りするワケではありません。その手は領収書で取材して飲み食いする豪華絢爛なグルメ記事がネット上にたくさんあるのでそちらをご参照ください。

単純に、日本中何処に行っても列んでいるチェーン店を避けて、ひっそりと地元の飲み助の溜まり場になっている様な居酒屋を探して楽しんでいます。

明るい時間は鉄道の写真を撮って飽きませんが、一っ風呂浴びてゆっくり一人で飲む時は残念ながら写真を撮っていないのです。それでも剰りの美味しさに撮ったお店もあるので少しずつ紹介させていただきます。

西舞鶴には2回、北近畿タンゴ鉄道/京丹後鉄道に乗りに行った時に宿営地にしています。泊まったビジネスホテルの国道を挟んだ真ん前にあったのが”みたけ”でした。

最初の訪問は、2015年8月7日。風呂上がりにホテルを出て夕食を食べに行きました。風呂上がりのビールは駅で買っておいたので「ぷはぁ〜」は部屋で済んでいます。

店内はほぼ満席でしたがカウンターの空いている席に座って、ボ〜っとしていたら、ようやく注文をさばいた大将が寄ってきてくれました。

大将「初めてだよね 何処から来たの?」(関西弁ですが翻訳してあります)

筆者「バヌアツからです」

大将「ふーん、ところで(と軽く流されて)、何飲む?」

筆者「純米酒、吟醸香は邪魔なのでふつーの純米酒ありますか?」

大将「あのねぇ ここは京都だよ、良い酒は売るほどあるさ、伏見じゃつまらないから丹後の地酒を適当に出すよ、それで ハラは減ってるの?」

筆者「減ってますけど、お酒のアテでちょっとずついきます」

大将「じゃ、適当に出すよ 私の手作りだよ」

・・・とオススメのお酒と肴が適当に出てきました。まずは前菜的なあれこれ。これが、珍しくて素朴で美味しい。上が万願寺唐辛子とシラスの煮物、左下は薩摩芋の茎の煮浸し、右下はズイキ(ハスイモの茎を干したもの)の酢漬け。鄙びたアテですが、日本酒に合います。

隣に坐っていた常連さんの爺ちゃんと意気投合しちゃって、自慢のお酒をどぼどぼ注いでくれるし、大将とも話が弾んで楽しいお酒です。

もちろん地魚の刺身も美味しいし、大将手製の「へしこ」は初めて生で食べましたが、これも珍味。絶品。〆にお茶漬けかなんか軽くいただいて、それでも地酒を5合ほど吞んですっかり御機嫌になって大将と記念撮影までしちゃいました。

会計は、あれだけ吞んで食べたことを考えれば十分リーズナブルでした。
これが初回。あまりに楽しかったのでまた行きました。

2018年4月6日金曜日。この日の早朝、高速バスで大阪に入って和歌山に移動。和歌山電鐵、紀州鉄道を撮ってから西舞鶴に入ったので、流石に時間が遅くて、店は22時までなのに入店したのが21時半過ぎ。

大将は「女将さんはもう帰っちゃったよ。それに今日はもう何も残ってないよ」と言いますが、それでも残り物を出してもらって純米酒をいただきます。

ナマコ酢とお酒。

これが絶品。女将さんのオリジナル。味噌に地魚が混ぜ込んでありますがとにかく日本酒が進みます。

遅くなると申し訳ないので30分ほどで早々に仕舞います。大将は孫の自慢。(笑)

22時過ぎに再訪を約して帰りました。これは翌朝の店先。

みちくさ料理みたけ。場所はプラザホテル舞鶴の国道27号線を渡った斜め向かいです。日曜定休。とにかくアテが美味しいです。

(写真・記事/住田至朗)


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