群馬県高崎市。烏川の左岸、上越新幹線の高架下にひっそりとある無人駅―――佐野のわたし。

4年目の夏をむかえるこの駅をみに、夕方に歩いてみる。

<151形が引退する上信電鉄、烏川橋梁【動画+写真】>

ADVERTISEMENT

駅のちかくに立つと、鳥の声と、ときおり駆け抜ける新幹線の足音しか聞こえてこない。

列車の到着時刻を知らなくても、駅のすぐ脇にある踏切の音で列車が近づいてるのがわかる。

駅舎は、戸建住宅やアパートなどが集まる北側をむく。

この30分ほどで会えたのは、上信電鉄の電車1本と、ロータリーで犬といっしょに散歩する女性ひとりだけ。

電車が去ると、ふたたび鳥の声だけが聞こえてくる。