国道6号線が分岐して名古屋瀬戸道路のインターに向かってリニモを乗り越えます。何だか子供の頃に見た未来都市様なイメージです。(笑)

愛知高速鉄道丘陵線では最長の駅間1.5kmで芸大通駅です。すれ違う列車も来ています。右の巨大なドームはトヨタ博物館。オープンシタ時、周囲には何もなかったという記憶があります。

芸大通駅。副駅名がトヨタ博物館前です。シンボルマークが薄くて良く見えませんね。

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トヨタ博物館が見えます。1989年(平成元年)の開館時に行きました。1999年(平成11年)の新館オープン以降、行こうと思いつつ果たせていません。たっぷり時間をかけて見学したいので、この日もパスします。って、なかなか名古屋に来た時にここまで足を伸ばす余裕がないんですけどね。

いよいよ町中の雰囲気になってきました。緑色の縦縞で目立っているのはイオンモールの別館かな。右に灰色の巨大なイオンモール本館があります。

左下に駅が見えました。長久手古戦場公園が広がっているとは思えないです。16世紀、本能寺の変で織田信長が倒れた後の権力闘争で、信長の次男と徳川家康が組み羽柴秀吉と闘った古戦場です。戦死者は2500人を越えると言われ、首塚や血のついた刀や鎧を洗った血の池など血なまぐさい史跡が多く残っています。

1.1kmで長久手古戦場駅。左奥に東山動物園のスカイタワーがハッキリ見えます。1989年(平成元年)にオープン時に展望室に行きました。当時筆者は名古屋に転勤していたのです。動物園好きなので時々行ってました。入園すると無料でタワーに登れた記憶があります。懐かしいな。夜景のサービスもあったと思います。

副駅名はイオンモール長久手前。住民が増えたのですね。2005年(平成17年)に3,495人/日だった平均乗車人員は、6,888人/日(2017年)と倍増しました。(愛知高速交通発表)

筆者が名古屋に転勤していた1980年代後半、30年前、この辺りはホントに何も無い原っぱが茫洋と広がっていました。ポツンと超レトロな純喫茶があったので、散歩がてら劇的に不味い珈琲を楽しんだり・・・。住宅街やマンションが立ち並んで、今は昔です。往時渺茫(おうじびょうぼう)、という景色になっています。

いったん下がって、また登っています。厳密に言えば高架線の橋脚部分の材料は(低くなる分)減らせますが、ちょっと不思議な眺めです。

名古屋エリアの東側、地下鉄東山沿線の一社から藤が丘にかけては新興住宅地で転勤族が多く住んでいました。しかし藤が丘から先がこの様に開発され発展したのには驚きました。

では、【私鉄に乗ろう90】リニモ愛知高速鉄道東部丘陵線05 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)