国土交通省は、鉄道車両の「台車枠の検査マニュアル」を一部改正する。

台車枠の検査箇所の指定や検査方法等を見直すかまえ。

2017年の新幹線台車き裂発覚から、昨年7月公表「鉄道の輸送トラブルに関する対策のあり方検討会」をとりまとめ、台車枠の重点検査箇所の指定や検査方法を見直す必要があるとし、台車枠の検査マニュアルを改正。

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主な改正ポイントは、重点検査箇所の指定、重点検査箇所の検査方法の2点。

重点検査箇所の指定では、従来の台車枠き裂発生事例集で示されたき裂発生箇所に加え、溶接部からき裂が進展したときに大事に至るおそれのある箇所、疲れ許容応力に対して発生応力の余裕が小さい箇所などを追加。

重点検査箇所の検査方法については、従来は探傷検査や目視検査の具体的な方法が明文化されていなかったところを、今回、日本工業規格(JIS)で定められている方法等を参考に検査することに。