3月6日、“博多の銘店” 博多・薬院「八ちゃんラーメン」が新横浜ラーメン博物館にやってくる!

新横浜ラーメン博物館は、昨年11月に総来館者数が2600万人を突破し、ことし3月6日に開館25周年。

実は新横浜ラーメン博物館では、創業以前から「とんこつラーメンを知り尽くした博多っ子が集まる銘店」といわれる博多・薬院「八ちゃんラーメン」を誘致していた。

25年かけて口説いた銘店

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新横浜ラーメン博物館は、これまで1万店以上のラーメン店を食べ歩き、取材したうえで、基準に合致した店を誘致してきた。

そんな同館が、25年間で誘致・紹介した店は、わずか48店。そして49店舗目となる博多・薬院「八ちゃんラーメン」は、出店まで25年かかったという。

同館が初めて「八ちゃんラーメン」に声をかけたのは、当館がオープンする1年前の1993年。「支店は出さない」という店主の信念があったために断られたことから始まる。

その後も定期的に訪れたが、2014年に訪れたさいには店主が初代から二代目に代替わりしていた。

ここから現在の二代目店主である橋本進一郎氏との誘致交渉が始まる。まずは関係を築くことから始まり、1年ほど経過したころに話をする機会があった。

最初は初代の時と同様に出店は断られた。2016年には、初めて来館。2018年の2度目の来館時には橋本氏が「前向きに検討したい」といい、その4日後の2018年8月9日、橋本氏から同館の岩岡館長宛に「出店することを決断した」と電話があったという。

―――気づけば四半世紀、念願の博多・薬院「八ちゃんラーメン」が、ついに、新横浜ラーメン博物館に出店する。

超濃厚とんこつ!博多・薬院「八ちゃんラーメン」とは

1968年の創業以降、50年間、本店のみでの営業を続けている老舗。

ホームページがなく、基本的には取材を受けていない。ガイドブックなどにも載ることもない。

また、夜21時~深夜2時半のみという高いハードルの営業時間にも関わらず、地元のみならず県外からも連日連夜多くの人が訪れている。

最大の魅力は、超濃厚でクセになる味。一度食べると病みつきになるファンが多く、終電後にわざわざタクシーで乗り付けてくる人もいるほど。

スープは、専用の羽釜を使用し、大量の豚骨を贅沢に使用した豚100%のスープ。高火力で長時間絶えずかき混ぜながら、髄も骨も溶けるまで徹底的に煮出し。旨味を濃縮した「超濃厚スープ」は臭みがなく、香ばしくトロっとしているのが特徴。

麺は、博多ラーメンでは珍しい平打ちの極細麺。独特な食感が味わえる。超濃厚なスープが麺によく絡み、絶妙なマッチング。

具材は、主役はあくまでもスープ。具材はシンプルに青ネギ、チャーシューのみと。おろしにんにくや紅生姜を入れれば、味の変化を楽しめる。

店主・橋本 進一郎氏からのコメント

両親が創業したお店を引き継ぎ、昨年で創業50年をむかえました。創業時から、ずっと支えて下さったすべてのお客様へ感謝の気持ちを忘れず、今後もさらに邁進してまいります。両親から受け継いだラーメン、そしてお客様への愛情あふれるおもてなしの精神を大事に守りつつ、時代の変化にも対応し、進化して行くかたちでお店スタッフ一同、日々成長を心がけています。

また新たに、創業51年をむかえるにあたり、新横浜ラーメン博物館に出店させていただくことになりました。多くの方に八ちゃんラーメンを知っていただき、たくさんの方に愛情あふれるラーメンをお届けできたらと思っています。そして出店するにあたり、新横浜にも愛されるお店づくりにこだわっていきたいと思っております。

互いの文化交流を盛んにして、博多と新横浜をラーメン愛で繋ぎながら、いっしょに盛り上がっていければ幸いです。地域に愛されるお店をモットーにがんばっていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。