「メッキ」から「塗る金属調」へのシフト

2019.02.27

新型車両を支える様々な技術革新がありますが、車体外装用塗料の進化もその一つ。2019年3月に登場する西武の新特急「Laview」は、建築家妹島和世氏の斬新なデザインが、特徴的な表面のメタリック感によって、デザインコンセプト『都市や自然の中でやわらかく風景に溶け込むデザイン』を表しています。

何と言っても、四季や気象で変化する光の下で鉄道車両の印象を決定する極めて大きな要素が車体表面の仕上げです。

これまで鉄道車両の表面がメッキ仕上げされていたのに対して、メッキに比べ低コストで環境にも低インパクトな金属調塗料の登場が地味な様で「最も表層的な目立つ要素」として注目されます。
今回紹介するのは、西武の新特急「Laview」の車体外装に使用されているDNT(大日本塗料)の「スーパーブライト No.2000」という高輝度金属調塗料です。これまで自動車用外装部品などへの採用が中心だったこの塗料の鉄道車両の車体への採用は初めてのケース。

高輝度金属調塗料「スーパーブライト No.2000」の特徴は、高輝度かつ平滑性に優れ、メッキ仕上げに代わる金属調塗料として商品の差別化に貢献することです。特に以下の2点。

①従来の金属調塗料に比べ、塗装面が平滑で高輝度

②独特の金属感によりクロムメッキ代替可能

従来の塗料と比較した塗装工程

このについて、2019年4月中旬に東京デザインセンター(五反田駅そば)において「Laview」の車両デザイン監修を務めた妹島和世氏を基調講演に迎え、この高輝度金属調塗料「スーパーブライト No.2000」技術の解説も行う「意匠力アップセミナー」が開催されます。

3月上旬、申込開始予定です。
※参加にあたっては諸条件有。お問い合わせは以下経営企画室のe-Mail宛まで

DNT(大日本塗料)ホームページ
「スーパーブライト No.2000」のページ


車体表面はマジで鉄道車両の印象を左右します。低コストで環境にもインパクトが低いということは社会的にも重要な技術です。しかも、比較的長期間使用される鉄道車両は定期的に検査などがあって塗装も変更される機会があります。厳しい自然条件下で使用される鉄道車両の塗料は大切な部品ですよね。

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