JR東日本は、社員や警備員による警備、駅や列車内への防護用品配備、警察や警備会社などと連携した教育・訓練を強化する。

昨年6月、東海道新幹線車内で発生した殺傷事件等も踏まえた強化策。具体的な策は次のとおり。

◆社員や警備員による警備を強化

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列車警乗の実施

駅、列車内、重要施設(車両基地、変電所等)の巡回・立哨警備の強化

◆駅や列車内へ防護用品等を配備

東海道新幹線車内での殺傷事件を受け、新幹線車内や主要駅等に防護盾や防刃ベスト等の防護用品を配備

医療器具(医師支援器具・応急救護品)の配備拡大

緊急時におけるSOSボタンの活用について、車内放送やテロップ等で周知

◆警察や警備会社等と連携した教育・訓練を実施

警察や警備会社等と連携した、車内や駅での暴漢対策訓練を実施

爆発物やNBCのテロ対策訓練を実施

連絡協議会などによる警察との定期的な意見交換

(NBCテロ:Nuclear(核兵器)、Biological(生物兵器)、Chemical(化学兵器)を使用したテロ)