トップ画像は一ノ関駅。週末だったのでポケモン・トレインが運行されていました。

真滝駅を出発して北上川を渡ると大船渡線は横石トンネルに入ります。トンネルには東向きに入って行きますが出口は北を向いています。ここで90度左に曲がって大船渡線は北上します。「鍋弦(なべづる)線」のはじまりです。

横石トンネルの坑口、写真がブレているのはシャッターを押す瞬間に鳥が目前を横切ったので無意識にフォローしそうになってしまったからです。その鳥が写っています。(笑)

ADVERTISEMENT

トンネルを出て更に左にカーブしながら陸中門崎駅。真滝駅から8.0kmという長い駅間です。

この駅も相対式ホーム。ホームが千鳥式にズレて設置されています。

上りホームの方が北側にある様です。1925年(大正14年)に開業しています。1986年(昭和61年)国鉄最後の年に無人化されました。駅舎をうつしていませんが2010年(平成22年)に改築されています。有人時代の大きな木造駅舎が好ましかったのですが。

下りホームが手前で終わって、その先に構内踏切があります。下りホームの先、フェンスのある分がホームのズレということになります。

パラパラと乗客が降りました。

駅名標が遠くて撮れません。下りホームの写真自体は静かな雰囲気が気に入ってます。駅周辺の人口は、一ノ関〜気仙沼間で最も少なく、駅を中心にした半径500m直径1kmの円内に34世帯110人が暮らしているに留まります。(2014年国勢調査)

途中で雨が落ちてきました。3.8kmで岩ノ下駅です。画像の汚点はカメラのレンズに何か付いているためです。コンデジはモニターもコンパクトなので現場では気が付きませんでした。時々気にして眼鏡用のクリーナーで拭いているのですが・・・。

単式ホームで上り・下り両方の列車が停車します。ごめんなさい、レンズの汚れが目立ちますね。

待合室に付けられた駅名標。1966年(昭和41年)の開業。駅の周辺には一ノ関市の有形文化財にもなっている東山赤松の群生があります。アカマツと言えば松茸と相利共生関係、松茸が採れるのかな〜。駅の左(西)側は山になっていますがアカマツは鬱蒼と木々の茂る森(極相林)では生きられない(明るくないとダメ)ので探しても意味がないですね。

松川トンネルに入ります。このトンネルの中では、砂鉄川を避ける様に、左(西)にカーブしています。

トンネルを出ると緩やかに右にカーブして北上を続けます。

では、【非電化路線に乗ろう01】大船渡線その4 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)