翌、2019年4月4日。ここからの写真は4月4日の撮影です。秋田駅。トップ画像はこの日秋田駅から乗ったJR東日本EV-E801系電車「ACCUM」。秋田も何度か宿泊してますが、ビジネスホテルがたくさんあるワリには多くが駅から離れています。

8:52のEV-E801系「ACCUM」男鹿行は4番ホームから出ます。理由は単純です。男鹿線専用の1番ホームに架線がないのです。電車ですからね。

4番ホームの男鹿行EV-E801系「ACCUM」。

充電中。というか秋田駅〜追分駅間はふつーに交流電車として運行されます。走行の間にも蓄電池への充電が行われます。しかし何とも鮮やかな配色の編成。ブルーとレッド。目がチカチカします。

EV-E801系「ACCUM」の前部。ボックスが2つ、という感じですね。

運転席です。ワンハンドルのマスコン。運転士さんは運転中、頻繁にタッチパネル式のモニターを操作していました。キハ40の運転とはかなり違います。

走り出しました。ロングシートには優先席もあります。なかなかシートのカラーリングもオシャレ。

架線もあるし、走行は全くふつ〜の新しい電車そのものです。静かでスムーズで快適。加速も良いです。キハ40系とは比較になりませんが、個人的にはあの騒音振動、キライじゃないです。

秋田総合車両センターから五能線色のキハ40が出てきました。この総合車両センターも航空写真で見るとデカイのに驚きます。旧国鉄時代から車両の製造・改造・整備・廃車解体を行ってきた土崎工場が2004年(平成16年)に改称したものです。秋田車両センター(旧・南秋田運転所/JR東日本秋田支社管轄)と名前が似ていますが全くの別組織。何しろJR東日本所属の電気機関車と動力用ディーゼル・エンジンの整備はここでしかできないのです。何と、過去にはD51蒸気機関車(9両)や、今でも奥羽本線で活躍する701系電車77両、JR東日本E127系電車4両も製造しています。敷地が広大なのも納得ですね。

キハ40 528が試運転しています。全般検査だったのか塗装もキレイに塗り直されています。試運転の後は五能線に戻るのでしょう。しかしさらっぴんの塗装でキレイなキハ40です。まるで買ったばかりの鉄道模型みたいです。

さて、EV-E801系「ACCUM」に乗って男鹿駅に向かって進行します。

【非電化路線に乗ろう03】男鹿線 その12 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)