自分の指定席(窓側)に座ろうと思ったら、20代女子が通路側に座ってて、彼女の荷物が自分の席にドカーンと大盛りで置いてあって、しかも彼女はイヤホンしてマイクラに夢中ってなったら、どうする?

彼女に声かけて席を空けてもらう? それとも別の空いてる席に座って彼女のリラックスタイムをじゃましない?

―――この彼女に会う前は、こんなドタバタだった。

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凍えるような氷雨の仕事現場。仕事を終えて、中国・九州地方のロードサイドによくあるレストラン Joyful で身体をあっためながら、EX予約画面をみると……うわっ、空席あるしあと10分でくるじゃん!ってことで、新下関から新幹線700系7000番台ひかりレールスターこだま748号に飛び乗る。

出張仕事を終えて、現場の雰囲気を感じる時間もなく撤収。しかも、JR西日本の下関エリアって、ICOCAとか使えないから、急いでるのに「きっぷ買え」って駅員にどつかれてちょっとあせった。

EX予約が提案してくれたルートは、新下関から新山口までこだま748号で、新山口から東京までは、追いかけてくるのぞみ46号に乗り換えて。っていうルート。新山口では24分の待ち合わせ。

自由席をみると、客はまばら。最後尾車両は2人しかいなかった。指定席は混んでる。8割程度。

で結局、彼女に声をかけず、へたれ自分は空いてる別の窓ぎわ席に座った。ひかりレールスターだから、社長が座るシートのように広くて、肘かけもテーブルになってる。

あっというまに、厚狭。ああっというまに新山口。

新山口の新幹線ホームからみえる、小郡駅の風景は、5年前、2年前の出張のときからまた変わってる。山側のヤードの線路もはがされて、再開発のきざし。

どんどん新しくなってるけど、転車台と扇形車庫がある小郡機関区の面影がまだ残ってる感じ。

新山口の風景は別で伝えるとして、新幹線改札フロアもだいぶ変わった。たしかこの改札内に、昭和な喫茶店があったはずだけど、それもセブン-イレブンに変わってた。

なにこれ? って思ったのはミレービスケットの新幹線コラボパッケージ。新山口で初めてみた。JR東日本の新幹線のパッケージもあるのね。

駅弁にはまったく興味がないから、ビールとセブン-イレブン明太子パスタサラダ(300円)をSuicaでピッで買ってのぞみ46号車内へ。

東京までは帰れることがこれで確かなものに。10連休中の出張も、無事にクリアできそう……かな。