2019年4月17日、京成電鉄は2つの改元記念企画を発表しました。

一つは平成最後の日に運行した「平成⇒令和」記念イブニングライナー。イブニングライナー83号に乗って、平成から令和への改元の瞬間を車内で迎えようという企画列車です。

もう一つは臨時列車『令和号』運行記念ツアー。こちらは5月1日、新しい元号を迎えた朝に京成上野駅を出発し、京成電鉄の歩みと平成に思いを馳せながら、成田山新勝寺に参拝したり(Aコース)、旧成田空港駅を見学する(Bコース)というもの。今回鉄道チャンネル取材班は『令和号』に乗り、旧成田空港駅を見学してきました。

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集合は朝八時、京成上野駅。京成上野手荷物カウンター前で受付を済ませ、早速令和号へ。

行先表示器も「臨時」になっています。

AE形スカイライナー車両の座席。コンセントもついているのでいざという時も安心です。

9時2分、早速令和号が出発します。各駅の見所や沿線の建造物について、押上のスカイツリーや四ツ木駅の『キャプテン翼』ラッピング、市川真間駅と万葉集との関係など、軽妙な語りを聴きながら東成田まで向かいます。

旅の途中で配られたのは『令和号』運行記念弁当。慶事には欠かせないお赤飯に、蕗や煮物、鮪の照り焼きも美味しそう。

お茶もさりげなく新元号「令和」をイメージしたデザインになっていますね。早速いただきましょう。

お弁当の次は「天皇陛下御即位記念乗車券」と「新元号令和記念乗車券」の配布。

中はそれぞれこんな風になっています。「天皇陛下御即位記念乗車券」の台紙は鳳凰などを取り入れた伝統的なデザイン。「新元号令和記念乗車券」の台紙は歴代元号一覧が載っていて少し斬新ですね。

そうしてお弁当を食べ終えた10時頃、窓外に田園が広がり始め、『令和号』は京成成田駅へ到着。こちらでは成田山新勝寺参拝コースの方々が下りていきます。さて、そのおよそ11分後には『令和号』は旧成田空港駅へ到着するのですが……(次回へ続く)