ポスターや書籍などの紙媒体にスマホをかざすことで、関連する複数のデジタルコンテンツやサービスに誘導できるARサービスを、車内の中吊り広告で応用する実証実験がきょう6月17日からJR西日本京阪神エリアで始まった。

手がけたのは、リコー、リコージャパン、JR西日本コミュニケーションズの3社。

こうしたARサービスは、QRコードや特定のマーカーが不要となるため、紙面デザインを損なわずに情報を提供できる。また、紙面から誘導したコンテンツやサービスへのアクセスログを取得し、マーケティングデータとしての活用もできる。

今回の実証実験では、JR西日本京阪神エリアの電車内の中づり広告と、AR(拡張現実)サービス「RICOH Clickable Paper」のスマートフォンアプリを連動させた情報提供サービスを展開。

その第一弾は、6月17日から6月30日まで、JR西日本京阪神エリアの電車内にデジタルコンテンツと連動した360°カメラ「RICOH THETA」の中づり広告を掲載。スマホを中づり広告にかざすと、クイズが表示されるという試み。