JR北海道 台風被害 橋梁復旧工事の進捗を公表
※写真はJR北海道ホームページより
JR北海道が石勝線・根室線で台風による再架橋に近い被害をあげているのは以下だ。
1 下新得川橋梁 橋梁流失 根室線 建設年度 明治40年(1907年)
2 第1佐幌川橋梁 橋梁流失 根室線 建設年度 昭和48年(1973年)
3 清水川橋梁 橋梁流失 根室線 建設年度 明治40年(1907年)
4 第2谷間川橋梁 橋梁流失 根室線 建設年度 昭和41年(1966年)
5 第2ペンケシントクナイ川橋梁 橋脚・橋台洗掘 根室線 建設年度 昭和40年(1965年)
上記以外にも、以下の被害が報告された。
・第2谷間川橋梁 護岸変状
・芽室川橋梁 路盤流出
・平野川橋梁 路盤流出
今回、復旧工事の進捗が報告されたのは以下の4箇所。他の河川で使用する予定で制作されていた橋桁を転用することで工期を短縮する。また転用される橋桁の形状に合わせた復旧を実施するとしている。
1 第2谷間川橋梁
※写真はJR北海道ホームページより
橋梁自体の工事ではなく、川が増水した際に新たに水を逃がす流路を作る工事だ。流木や土砂は除去され、流路の工事が行われている。
2 下新得川橋梁
※写真はJR北海道ホームページより
第3橋桁が落ち第2橋台が流失した。両側の橋台を新たに作り、橋脚の無い35mの橋を架ける工事が行われている。他の河川で使用する予定で制作されていた橋桁を転用するので長さが変わるのだろう。
3 第1佐幌川橋梁
※写真はJR北海道ホームページより
50mの橋梁がほぼ無くなってしまった状態。新しく橋を架ける工事だ。新たに両岸の橋台と中央に橋脚を一基作り35mの橋桁を2本架けて70mの橋梁を新造する工事。まだ橋台の基礎部分と橋脚が出来た段階の様だ。ここでも他の河川で使用する予定で制作されていた橋桁が転用される。
4 清水川橋梁
※写真はJR北海道ホームページより
ここも橋桁が流失、橋脚も流されてしまった。新しく橋を架け直す工事。新しい橋台は流失した盛り土の部分をコンクリート製の護岸でカバーする様だ。橋の長さも3m伸ばされて35mになる。
他の河川で使用する予定で制作されていた橋桁が転用されたので工事が早く進んでいる。既に橋本体工事は完了した様で橋台付近の護岸工事が行われている。
JR北海道は年内の復旧を目指しているが、冬が到来し、凍結する土との戦いが始まる。