人口希薄地帯が続きます 晩夏鉄道旅顛末記23【50代から始めた鉄道趣味】169

2019.12.06

トップ画像は能代駅で列車交換した下り深浦行列車。

十二湖駅名標。駅の東、ブナ林の中に大きな湖が12、総数は33とも言われる湖沼が点在しています。透明度の高い湖沼とブナ林には清冽な湧き水があって人気の高い観光地域です。と言っても、十二湖駅は1959年(昭和34年)60年前に国鉄の仮停車場として設けられました。1987年(昭和62年)国鉄分割民営化でJR東日本の管轄になって臨時駅になります。翌1988年(昭和63年)通年営業の駅に昇格。駅のできる以前はさぞかし秘境だったのでは?

※2016年11月撮影

駅舎は旧岩崎村が十二湖観光の拠点施設として産直販売施設や深浦町観光案内所などを併設する形で2005年(平成17年)に新築したものです。

※2016年11月撮影

予想される様にひじょうに住民の少ない地区です。駅を中心にする半径500mの円内の住民はわずかに3世帯の7人。この住民も松神集落の北端にあたる数軒です。さらに半径を1kmに広げると松神集落(松神駅の北側に離れています)が入るので26世帯65人に増えます。(2010年国勢調査)

十二湖駅から松神駅に向かうと前方に白神山地が広がります。

駅予告票。駅の北側、ちょうど左に見えている辺りが松神の小さな集落。メインの集落はもう少し手前(北側)ですが五能線からは見えません。

車掌さんは大勢のツアー客対応もあって忙しそうです。

十二湖駅から1.9kmで松神駅。単式ホームに待合室があります。元は相対式ホーム2面2線だったそうですが線形を含めて痕跡はありませんね。

駅名標。1932年(昭和7年)鉄道省の駅として開業。1971年(昭和46年)無人化されました。元は貨車を使った駅舎の時代が続いた様です。駅の東側に小さな10軒ほどの集落があります。

駅名標の横に鉄骨で組んだ見張り台の様なものがありますが、何に使うものだか分かりません。というか同じ様なものをホーム上で眼にしたことがないです。

時期は不明ですが現在の駅舎(待合室)に改築されています。貼られた駅名標が読めない状態になっています。

少しブレていますが、2016年(平成28年)、3年前の写真ではこんなに鮮明だったのです。経年変化にしては激し過ぎませんか?

※2016年11月撮影

ホーム、11月なのでススキが枯れています。松神の集落は北側に離れているため、駅を中心にした半径500mの円内に住む人は24世帯51人です。半径を1kmに拡大しても42世帯97人。(2010年国勢調査)これが周辺の全住民ですね。

※2016年11月撮影

サクサク進みたいトコロですが、列車は「大雨の影響」による制限速度30km/hの低速で東能代駅に向かっています。

(写真・記事/住田至朗)


LINEで送る

オススメ記事

こちらの記事もオススメです