トップ画像は仲ノ町駅の側線に駐まる銚子電鉄3000形電車。拭っても雨滴がすぐにカメラに付いてしまいます。

ホームから仲ノ町車庫の方を見ています。構内踏切を渡ってゆきます。後にヤマサ醤油の工場、巨大なタンクが並んでいます。

構内踏切から銚子方面を写しました。手前の踏切から撮った長玉(ながだま=望遠レンズのことを映像業界ではこう呼びます)の写真と見比べると微妙なレンズの癖が分かって面白いです。

右には現役の銚子電鉄2000形電車2001編成、左には2015年(平成27年)に営業運転を終了した元営団地下鉄2000形。背後にも巨大なタンクがあります。

2001編成は、夏休み期間というコトもあって「呪いの廃校列車」という「走るお化け屋敷」が8月25日~9月15日の期間運行されていました。撮影したのは8月28日。知らないで見るとギョッとしますよ。

銚子電鉄のホームページにあったポスターです。もうすぐクリスマス。とっくにイベントは終了しています。

銚子電鉄デハ1002は両運転台化されています。もう1両のデハ1001は2016年(平成28年)に営業運転を終え松戸市にある「昭和の杜博物館」に流山鉄道の車両と並んで保存されています。この私設博物館、クルマのコレクションが凄いので一度見に行きたいのですが、東松戸駅から歩いて20分以上かかると聞いて、季節の良い天気の良い日に行こうと考えています。ただし開館が土日祝の10~16時なので家を早く出る必要があります。

現役の電気機関車デキ3形は修理中なのか改装中なのか作業中でした。狭軌(1067mm)の電気機関車としては現存最小。全長は、4470mm。1922年(大正11年)ドイツアルゲマイネ社で製造され山口県宇部の沖ノ山炭坑の専用線で使用されていました。AEGはアルゲマイネ社のブランドロゴです。

1941年(昭和16年)に銚子電鉄(当時は銚子鉄道)に移籍しデキ3形に改称されました。当時は仲ノ町駅からヤマサ醤油の工場に専用線が敷かれていたので、醤油の原料である塩などを運んでいました。1984年(昭和59年)の貨物営業廃止で営業運転から退いています。現在も有志によって修理・点検が行われ動態保存されています。車籍は維持されていますが法定検査期限が切れているため本線を走行することはできません。

工場建屋、中に車両は入っておらず空の様でした。雨が降りしきっていて風で雨滴がレンズにかかります。何度も拭って撮影しましたが・・・。

ホームに戻ったら外川方面から銚子行が到着しました。2000形2002編成。10時~14時と16時、19~20時は1時間に1本の運行です。この一編成だけが本線上を行ったり来たりしているのかな。

駅舎全体、奥が銚子電鉄本社。

仲ノ町駅の西側本線沿いから先程のお化け列車と3000形。後の醤油タンクもすごいなぁ。(笑)

では次の観音駅に向かいます。

雨の銚子電鉄5【50代から始めた鉄道趣味】183 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)