全通するのに37年かかりました 水郡線全駅1【50代から始めた鉄道趣味】190

2019.12.27

※2019年1月撮影 下小川駅

JR東日本水郡線は筆者の好きな非電化路線のひとつです。水戸から郡山まで3度、郡山からも水戸まで2度乗っています。今回は郡山駅から水戸駅に3度目の乗車で前面展望を2019年(令和元年)8月25日に撮影。逆に水戸駅から郡山方面に向かって、レンタカーで全駅を8月29日・30日の二日かけて撮影しました。

※2019年1月撮影 上菅谷駅

これを編集するのが想像以上に難しいことに気付きました。とは言っても自分で決めたコトなのでどうにかやってみます。

※2019年1月撮影 水戸駅

水戸の「水」と郡山の「郡」で水郡線です。起点が水戸駅で終点は郡山駅の一つ手前の安積永盛駅です。路線距離は137.5km、支線があって上菅谷駅から常陸太田駅間の9.5km。駅は水戸駅(常磐線所属)と安積永盛駅(東北本線所属)をいれて45駅。全線単線非電化です。

安積永盛駅だけがJR東日本仙台支社管轄、阿武隈川を渡ると支店境界があって残りの駅は水戸支社管轄になります。

ところで、水郡線には何度も乗っていますが実はその歴史を知りません。簡単にまとめてみます。

1897年(明治30年)太田鉄道が水戸駅~久慈川駅(1899年廃止)が開業。1899年(明治32年)久慈川駅~太田駅延伸開業。久慈川駅が廃止され河合駅が新設されました。

1901年(明治34年)太田鉄道の債務不履行に十五銀行が差し押さえを実施、水戸鉄道を設立し、太田鉄道の設備と営業を買収。その後、水戸鉄道の営業権は安田財閥に移りました。

1918年(大正7年)上菅谷駅~常陸大宮間延伸開業。1922年(大正11年)常陸大宮駅~郡山駅を結ぶ大郡線として常陸大宮駅~山方宿延伸。1925年(大正14年)山方宿駅~上小川駅間延伸。1927年(昭和2年)には常陸大子駅まで延伸。

1927年(昭和2年)水戸鉄道が国有化され水戸駅~常陸大子駅間、上菅谷駅~常陸太田駅間を水郡線としました。

1929年(昭和4年)水郡北線として笹川駅(現・安積永盛駅)~谷田川駅間開業。

同年水郡北線開業により水郡線は水郡南線に改称。

1930年(昭和5年)水郡南線常陸大子駅~東館駅延伸。

1931年(昭和6年)東館駅~磐城塙駅延伸。

1931年(昭和6年)水郡北線谷田川駅~川東駅間延伸。

1934年(昭和9年)磐城棚倉駅~川東駅間延伸し水郡線全通。

137.5kmもある長い路線なのでちょっとずつ延伸開業を繰り返しています。1897年(明治30年)に始まって1934年(昭和9年)まで37年もかかって全通しています。その後も、

1982年(昭和57年)上菅谷駅~常陸太田駅間の貨物営業を廃止。

1987年(昭和62年)水戸駅~安積永盛駅間の貨物営業を廃止。

同年、国鉄分割民営化で水郡線をJR東日本が承継。

1992年(平成4年)キハ110系運行開始。ワンマン運転開始。

2007年(平成19年)キハE130系運行開始。キハ110系運用終了。全列車がキハE130系になりました。

ふ~っ、走り出す前にずいぶん長くなってしまいました。

※2010年1月撮影 常陸大子駅

次回は安積永盛駅をスタートします。水郡線全駅2【50代から始めた鉄道趣味】191 に続きます。

追記:

このコラムは2019年10月に書いています。10月12日〜13日に関東から東北に上陸した大型台風19号の被害で水郡線は、郡山駅〜常陸大宮駅間の運転を見合わせています。JR東日本の発表では、郡山駅〜常陸大子駅間の復旧には一ヶ月程度ということなので、このコラムが掲載されるタイミングで復旧している可能性が高いのですが、常陸大子駅〜常陸大宮駅間の被害は甚大なため運転再開の目処はたっていないとのことです。

※2019年10月19日にJR東日本は、安積永盛駅〜常陸大子駅間と西金駅〜常陸大宮駅間の運転を再開すると発表しました。

被害を受けたJR東日本と水郡線沿線の皆様にお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。水郡線復旧の情報が発表されましたらコラム内でも速やかにお伝えいたします。2019/10/15記

(写真・記事/住田至朗)


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