も し駐車場を提供することで、メルセデスやBMW、レクサスといった輸入車・プレミアム車が、0円で乗れて、しかもガソリン代や車検費用もかからないとしたら……。

そんな夢のまた夢のような話が、実現してた! いろいろ条件や利用方法があるサービスだけど、とにかくあった。

その名も「Anyca Official シェアカー」。いわゆる0円マイカーってやつで、その名のとおり手がけたのは、個人間カーシェアで知られるAnyca(エニカ)。

ADVERTISEMENT

エニカは、その会員が保有するマイカーを、個人間で会員と連絡をとりながらシェアするサービス。現在は700車種8000台以上の個人のマイカーが登録され、利用したい人の会員数をあわせると登録会員数は25万人以上にのぼる。

そんなエニカで新たに登場したのが、Anyca Official シェアカー(エニカ オフィシャル シェアカー)。 冒頭の「お気に入りのクルマが0円で乗れ、しかもガソリン代や車検費用もかからない」という夢のような話が、実現に変わるまでに要る最大の条件は……。

駐車場を持っていること、清掃や給油を継続すること

そう。 駐車場の提供だ。そして0円マイカーオーナーの「やること」と「うれしいこと」はこうだ。

0円マイカーオーナーがやることは、駐車場の提供とクルマの管理(洗車やガソリン補給など)をすれば、エニカが所有するレンタカー登録されたクルマ(わナンバー)が貸与される。

そして駐車場代相当額と、ほかのドライバー(エニカ会員)がそのクルマを利用したときのカーシェア(レンタカー形態)料金の10%ぶんの Anyca 利用可能ポイントをゲットできる。

0円マイカーオーナーがそのクルマを利用する場合は、Anyca上で「Anyca Official シ ェアカー」の利用として予約し、ポイントの範囲内であれば無料ででそのクルマを利用することができる。

うれしいのは、0円マイカーオーナーはほかのドライバーより1週間先の期間までそのクルマを予約できる点。

「自宅に駐車場があり、マイカーを手放して『Anyca Official シェアカー』の0円マイカーオーナーになった」というCHAKAさんは、この「Anyca Official シェアカー」のいいところについて、こんなことを教えてくれた。

「惰性的にクルマを使わなくなりましたよね。都内の山手線の内側に住んでいることから、ちょっと出かけるときは地下鉄や電車が便利。マイカーを手放すって決断しにくいかもしれないけど、無駄にクルマを使わなくなるし、きちんとクルマが使われてる感じがいいですね」(CHAKAさん)

そして、この「Anyca Official シェアカー」にあってエニカにはない点が……。

無人受け渡し! 借りたい人と会う必要がない

そう。無人受け渡しがこの「Anyca Official シェアカー」の特徴。

タイムズカーシェアなどと同じ感覚で、クルマの後席窓についているカードリーダーに運転免許証をかざしてピッとやるだけで、クルマの解錠・施錠ができて、スタートさせることができる。

ここが、オーナーとドライバーで連絡をとりあってクルマを受け渡すエニカと違うところ。

また、エニカの個人間カーシェアでは24時間単位のシェアだけど、最短1時間から利用ができるのもうれしいところ。

「クルマを所有していたころは楽しめなかったうれしさがありますね。利用シーンやロケーションにあわせてクルマを選べるし、ランニングコストがいらない。車検とガ ソリンは、エニカが支払ってくれる点も、タイムズカーシェアなどと同じです」(CHAKAさん)

そしてCHAKAさんは、この「Anyca Official シェアカー」をトライした人しかわからない、一歩先を行くクルマ生活を教えてくれた。

「自分は0円マイカーオーナーであって、クルマを所有しているわけじゃないんですね。パブリックスペースの管理人というか、ライブハウスの店長というか、みんなが使ってくれるクルマなので、きれいでしっかりしたクルマをちゃんと貸し出さないといけないという感覚になりますね」

「だから、所有していたころのクルマとは、違った感覚で愛着がわいてきます」(CHAKAさん)

もちろん、こうした「Anyca Official シェアカー」を利用するには、エニカの会員登録が必要。

いまのところ、都内の限られたエリアでしか「Anyca Official シェアカー」は展開されてないけど、「需要をみながら拡大させていきたい」(エニカ)というから、みんなで使って「新しいクルマ生活」を広げていきたいよね。

無人受け渡しという新しいエニカのシェアサービス、Anyca Official シェアカー。まずはエニカに会員登録して、その先進性を確かめてみて。

Anyca(エニカ)
https://anyca.net/

tokyochips編集部