東京下町発、海を救うステンレス製ストローに支援者の輪_岐阜の老舗染色工場も環境技術とデザインでチカラに

2019.11.22

「自分の想いと行動をどう結びつけるか」

そんなことを日々自問自答するひとりの女性が、協力者や支援者のチカラを得てやっとの思いでつくりあげた「普段遣いのこだわりプロダクト」が、旧東海道の小さな店の棚に並んだ。

その名も「straw by straw & 艶金 & select」。ステンレス製のマイストロー(洗浄用ブラシ付き)で、街にあふれる使い捨てストローに取って代わる、おしゃれで環境にやさしいアイテム。同じく環境にやさしい「のこり染め」を扱う、岐阜県大垣市の老舗染色ファクトリー「艶金」が染色を手がけたselect品川オリジナルロゴ入り限定ケースがつく。

この「straw by straw & 艶金 & select」を店先に並べるのが、南品川商店街に店を構える高級和雑貨店「select品川」。

そのselect品川が11月21日、この「straw by straw & 艶金 & select」の開発経緯やSDGs(持続可能な開発目標)達成にむけた想いについて語る集いを開き、同作品のファンたちが駆けつけた。

そこには、冒頭の「ひとりの女性」で straw by straw の代表として活動し続ける石塚綾子、株式会社艶金 墨勇志 代表取締役社長、そして「straw by straw & 艶金 & select」の考案者 select品川 新井陽子店長の姿。3人は、このステンレス製ストローにかけた想いや、SDGsの視点に立ったものづくりへの姿勢などについて参加者と共有した。

海洋プラごみ問題、たったひとりの人間になにができるか

石塚綾子アンバサダーは、スターバックス コーヒー ジャパンに勤務するなかで、店舗や職場内で使用する使い捨てプラスチックストローを、「なんとかして削減できるマイストローをつくれないか」と思うようになる。

「ひとりの人間になにができるか。自分の想いと行動がどう結びつくかを考えながら、製造も販売もプロモーションもわからないまま走ってきた」(石塚綾子アンバサダー)

そこへ、select品川を運営するセレクト(代表:藤堂修)が手をさしのべる。SDGsのゴール12「つくる責任、つかう責任」、ゴール14「海の豊かさを守ろう」の達成にむけたアクションとして、この石塚綾子アンバサダーと株式会社艶金 墨勇志 代表取締役社長、そしてselect品川 新井陽子店長が手を組み、「マイストロー×クラウドファンディング」を始動。支援金額の一部は、NPO法人プラスチックフリージャパンへ寄付することに。

そして、このクラウドファンディングが実り、ついに商品化。ここに集まった人たちは、クラウドファンディングでステンレス製マイストローの実現を応援した支援者たちというわけだ。

ひとりの1本のストローが、海を救うチカラに

ひとりの女性の想いに共感した人たちがつくりあげた、ステンレス製ストロー「straw by straw & 艶金 & select」。

オリジナル限定ケースは、梅酒をつくったあとの紀州産 南高梅、老舗和菓子店から譲り受けた国産小豆の皮、野菜ジュースをしぼったあとのパセリ といった捨ててしまう素材を使い、艶金が深みと温かみのある色に染め上げたひと品。ステンレス製ストローとの相性もいい。

「職人の優れた技術でつくられた高品質の和雑貨を世の中に広めたい。そんな想いで品を探すうちに、日本製・国産のもの、環境負荷が少なくかつハイクオリティーでおしゃれなものと出逢いたい」

―――そんなselect品川が、新たに発信する「straw by straw & 艶金 & select」は、どう受け入れられるか。このステンレス製ストローは、南品川商店街のselect品川のほか、ECサイトなどでも販売が始まる。

<セレクト>
https://shinagawa-select.com/

tokyochips編集部

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