Sony「VISION-S」車載向け CMOS/ToFセンサーなど33個搭載、ソニーが次世代自動車をつくるとこうなる

2020.01.08

「過去十年の間、スマートフォンをはじめとするモバイルが、わたしたちの生活を根本から変えたといっても過言ではない。次のメガトレンドはモビリティだと信じている」

アメリカ・ラスベガスで開く世界最大の技術見本市 CES 2020 で、ソニー吉田憲一郎 社長 CEOはこう語り、安心・安全な自動運転の実現を支えるイメージング・センシング技術や、最先端のエレクトロニクス技術による車内エンタテインメントを具現化した試作車を公開した。

プロジェクト名「VISION-S」。ビジョン エス。ソニーによる、モビリティにの安心・安全から、快適さやエンタテインメントなどを追求する取り組みのひとつ。

VISION-S を具現化したこの試作車は、ソニーのイメージング・センシング技術をはじめ、AIや通信、そしてクラウド技術も活用した車載ソフトウェアの制御で、機能が継続的にアップデートされ進化し続ける。

車内外の人や物体を検知・認識し、高度な運転支援を実現するために、ソニーの車載向け CMOSイメージセンサーや、ToF(Time of Flight)センサーなど数種類のセンサーを合計33個配置。

また、没入感のある立体的な音場を実現する音楽体験「360 Reality Audio」(サンロクマル・リアリティオーディオ)を、各シートに内蔵されたスピーカーから再現。

フロントシート前方にはパノラミックスクリーンを搭載し、さまざまなエンタテインメントコンテンツを直観的操作で楽しめる。

ソニーのモビリティ分野のイメージング・センシング技術「Safety Cocoon」(セーフティコクーン)は、日常のさまざまなドライブシーンで、自動車の周囲360度を検知し、早期に危険回避行動を支援し、クルマの安全性を高める安全領域のコンセプト。

CEC 2020 ソニーブースでは、同コンセプトの実現を支える、同社イメージング・センシング技術の進化を紹介。安心・安全で快適な移動体験の実現にむけた、人の眼を超えるソニーのテクノロジーについて、こう解説している。

CMOSイメージセンサー―――これまで認識が困難だったシーンでも、対象物の正確な認識を可能にする、高感度、高精細、広ダイナミックレンジとLEDフリッカー抑制を両立。

ソリッドステート式 LiDAR(ライダー)―――長距離かつ高精度な測距技術により立体空間を3Dで正確に把握。

センサーフュージョン―――さまざまなセンシングデバイスの特長を融合させ、霧・逆光・夜間の雨といった画像認識の厳しい環境下でも早期・正確に物体を認識

Time of Flight (ToF)センシングソリューション―――車内の人や物体の距離情報を検知・認識することで、ジェスチャーコントロールの直感的な操作などを可能とするインフォテインメントシステムを実現し、さらに安全性・快適性を向上させる。

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