トップ画像は、日ノ出町駅品川側、野毛山の下を抜ける長いトンネルから姿を現した快特三崎口行。ホームがトンネルにほぼつながっています。

戸部駅を出るとすぐにトンネルです。トンネルに番号が付いています。このトンネルは「1」。次のトンネルには「2」が付いています。トンネル「3」は「2」を出た途端でした。長大な「3」トンネルの出口からすぐに日ノ出町駅です。戸部駅から1.4km。ホームは右にカーブしたままです。

この駅から【駅ぶら】撮影の三日目、2020年1月20日になります。横浜駅から下り電車に乗ってきたので下りホームです。浦賀方面をみていますが、駅ホームの終端部までカーブが続いています。

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反対の品川側。この位置からはトンネル坑口は見えません。

品川側に歩いてトンネル坑口を撮りましたが、トンネル番号は見当たりませんでした。

駅名標。1931年(昭和6年)京急の前身京浜電気鉄道が横浜駅からここまで延伸し日ノ出町駅を開業。湘南電気鉄道が黄金町駅からこの駅まで延伸し京浜電気鉄道と接続しました。これで現在の京急本線(品川駅~浦賀駅)が全線開通したのです。この時に京浜電気鉄道は湘南電気鉄道の軌間に合わせて標準軌(1,435mm)で延伸しました。1933年(昭和8年)横浜駅から品川駅までを標準軌に改軌。品川駅~浦賀駅間の直通運転が始まりました。日ノ出町はエアポート急行停車駅です。2020年3月に副駅名「野毛山動物園」が追加されました。

駅名の日ノ出町は、1871年(明治3年)神奈川県久良岐郡太田村の商家が並ぶエリアを日ノ出町としたことに始まる地名。「日の出」という目出度い意味の言葉を使った、いわゆる瑞祥地名です。

【野毛山動物園】の副駅名が追加された駅名標を撮ってきました。

横浜市立野毛山動物園は、誰もが無料で利用できるという珍しい動物園です。1999年(平成11年)「よこはま動物園ズーラシア」が開園されるまでは、ライオン、キリン、シロクマなど多くの動物が揃っていました。ズーラシア開園後、野毛山動物園の規模は縮小されましたがそれでも100種類以上の動物たちを見ることができます。

改札口は階下、地上にあります。ちょっと狭いかな。

こちらの自動改札機の方が多いです。

改札口の外に出ました。時間で換わるのかもしれませんが、左が入口ぽい感じになっていました。

改札口の正面は狭い路地です。

県道218号線平戸桜木道路に出て横断歩道を渡りました。京急本線のガードとホームが見えます。右が品川方面です。

県道の反対側から、駅名が大きく掲示されています。左の奥が駅出入口。

日ノ出町駅、初めて降りました。流石に筆者でも野毛動物園の名前くらいは知っています。大岡川を渡れば歌謡曲で地名を知っている伊勢佐木町もあります。さて、今日最初の【駅ぶら】です。気合いを入れてブラブラします。

【駅ぶら03】京浜急行51 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)