トップ画像は汐入駅浦賀側「21」番トンネルに入って行く浦賀行普通電車。

汐入駅の北口ロータリーの右側、横須賀芸術劇場の手前を右に入って「どぶ板通り」に向かいます。

そのまま横須賀芸術劇場の裏手を進みます。

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ここから「どぶ板通り」が始まります。300mほどの商店街です。

左側にはこの様な案内板が立てられています。

こういう事ですね。

この日は汐入駅の反対側、梁の上に建っている汐入不動尊・真言宗高尾山長光寺に向かってしまったので、ここからの写真は改めて2020年3月3日(火)に再撮に訪れたものです。

上の写真の右側には延命地蔵尊があります。江戸時代、この辺りは海に突き出た険しい地形で、山すそを縫う様な細い道が通っていただけでした。そのため下町と結ぶ素掘りの隧道が掘られましたが、粗末な手掘りだったため頻繁に落盤事故が起こったのです。そこで隧道の坑口に「洞の口地蔵」を祀ることで通行人の無事を祈願しました。明治時代、この辺りは「洞の口」または「堂の口」と呼ばれていたそうです。しかし時代を経るにつれて、安全祈願の地蔵尊がいつの間にか霊験あらたかな延命地蔵尊になったのでした。確かに、前を通るといつも線香の香りが漂っています。

「どぶ板通り」の手形レリーフはいくつもありますが、汐入駅のトンネル上にある緑ヶ丘学院の卒業生、歌手というかシンガーソングライターの渡辺真知子さんの手形です。彼女は横須賀出身です。筆者と同じ年齢なので親しみを持ってしまいますが、若い方は御存知ないかな。

※2017年6月撮影

個人的には「どぶ板通り」というとこれです。正式には「本町商店会」。プレートも「 Yokosuka Honcho」となっています。同世代の友人に訊いたら「中・高生の頃には、ヴェトナム戦争の真っ盛りで米兵が荒れていて危ないから暗くなったら「どぶ板通り」には近づくな」と学校で言われたそうです。今は、米兵も大人しくて平和です。

※2017年6月撮影

ウィークデイのお昼頃なので人通りは少ないです。左の鰻屋さん、以前からいっぺん入ってみようと思っていますが、今日も既にお昼ご飯を済ませてしまいました。

古いスカジャンの専門店。店舗前面のテントというのかな、新しくなっていました。

昔から気になっているアイリッシュパブ「ダブリン・ドック・タヴァン」。別に「どぶ板通り」にアイリッシュパブがあっても不思議ではないのですが。ここも一度入ってみたいお店です。

ヨコスカ・バーガーの鉄人28号も健在。だいぶ塗装が傷んできました。

この家具店も店頭のゴミ箱やバケツ、モロにアメリカンな看板などが面白いのでついつい覗いてしまいます。

「どぶ板通り」の終点に「艦マニア横須賀」があります。とにかく店頭の潜水艦に最初は驚きます。

半立体で大きい潜水艦。そう言えば、お店には入ったことがないなぁ。

これで「どぶ板通り」散歩はお仕舞い。汐入不動尊・真言宗高尾山長光寺を目指します。

【駅ぶら03】京浜急行88 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)