「リゾートみのり」6月で引退 最終運行日には仙台〜小牛田間のツアーも
2020年6月、「リゾートみのり」が引退します。
「リゾートみのり」はキハ48形気動車を改造したJR東日本のジョイフルトレイン。2008年10月、仙台・宮城DCに合わせてデビューして以来、およそ11年にわたり仙台〜新庄駅間を中心に運行を続けてきました。
紅葉をイメージした「深緋色」と「漆黒」ベースの車体に田園風景や鳴子峡などが満喫できる展望スペースやイベントスペースを備え、シートピッチ1,200mmというゆとりのある設計で「実りの多い旅」をサポートしてきました。利用者数は2019年7月時点で20万人を突破しています。
JR東日本仙台支社はこれまでの感謝を込めて、「ありがとう『リゾートみのり』キャンペーン」を実施。通常は土日祝日の運転となるところ、6月は金曜日にも運行日を追加設定します。
4月29日(水)〜6月28日(日)にかけて仙台駅、鳴子温泉駅、新庄駅を対象駅とするスタンプラリーを実施。コンプリートした方には、抽選で未使用の「リゾートみのり」座席ヘッドカバーなどが当たるチャンスも。同期間中は車体に記念ロゴを用いたラッピングを施し、乗車した方には記念シールをプレゼントします。
また同社は「リゾートみのり」の思い出写真も募集します。採用された写真は6月以降に「車内でのパネル展」「記念乗車証」「駅ポスター(沿線駅に掲示予定)」等で使用するとのこと。募集期間は4月20日(月)〜5月18日(月)。応募すれば抽選で記念旅行商品(後述)が当たるほか、採用された方には制作した「記念乗車証」などをプレゼント。
ありがとう「リゾートみのり」記念旅行商品も発売
JR東日本仙台支社は株式会社びゅうトラベルサービスと協力し、「リゾートみのり」に乗車できる旅行商品を発売します。温泉や手打ちそばが楽しめる「『リゾートみのり』引退記念日帰りの旅」は仙台駅発着の旅行商品として、5月〜6月に設定。4月9日(木)に発売。乗車の際はちょっとした特典がつきます。
また通常は仙台〜新庄駅を往復後に回送となる「仙台〜小牛田間」を「専用臨時列車 ありがとう『リゾートみのり』フィナーレ号」として運行し、旅行商品として発売。最終運行日となる6月28日(日)、同列車は19時頃に仙台駅を出発し、20時30分頃小牛田駅に到着します。特典は未使用の「リゾートみのり」座席ヘッドカバー。旅行商品の価格は大人1名3,900円で子供の設定なし。4月9日(木)にWEBで限定発売します。
新型コロナウイルスの影響により上記日程や内容等変更になる可能性があることにご留意ください。
鉄道チャンネル編集部