213系5000番台が3月引退へ…特別ツアーで復刻運転や初の「武豊線」入線など JR東海

JR東海は「213系5000番台」が2026年3月初旬に引退すると発表しました。
同社では1989年に関西本線向けに登場し、現在は飯田線の足として活躍する名車両。その最後を飾るべく、「ありがとう213系5000番台」企画が始動します。現役時代には見られなかった「武豊線」への初入線を盛り込んだ「復刻運転・初入線ツアー」や、車両解体場所へ向かう「廃車回送」への乗車ツアーといった企画が注目を集めていますが、その他にも復刻装飾や撮影会、ネットオークションなど、多角的なイベントで有終の美を飾ります。
ありがとう213系!ヘッドマーク掲出とJRロゴの復刻装飾
2026年2月13日(金)から3月13日(金)まで、引退を記念した特別装飾が実施されます。対象はH1、H6、H13の3編成(計6両)です。
社員デザインのヘッドマークとJRマークの復刻
車体に掲出されるヘッドマークは、飯田線の南北それぞれの運用を支える「豊橋運輸区」と「伊那松島運輸区」の社員がデザインしたものです。

さらに、登場当時にあしらわれていた「JRマーク」を復刻。オレンジ色の帯に白字のマークを先頭と最後部の号車側面に装飾します。車内ではアルプスの麓を走る姿や急勾配に挑む写真など、これまでの軌跡を振り返るポスター展示も行われます。このほか、飯田線の列車内や駅構内では引退する213系に関する放送や装飾を予定しているとのことです。
夢のルートが実現!「復刻運転・初入線ツアー」の詳細
2026年4月4日(土)には、名古屋駅から豊橋駅を目指す特別な団体専用列車が運行されます。
かつての走行路線から未知の領域へ
このツアーでは、かつて活躍した関西本線の復刻運転だけでなく、213系史上初となる「武豊線」への入線が実現します。さらに、亀山駅から清洲駅へ走行する際、名古屋駅では西名港線および稲沢線を走行。神領駅へ向かう途中で神領車両区内を経由するなど、営業運転ではありえない「超・特別ルート」を213系4両編成で駆け抜けます。販売は2月13日(金)12時から、エクスプレス予約・スマートEXの「EX旅先予約」にて先着順で受け付けます。

衝撃の企画!「廃車回送ツアー」でお別れの時を共に
2026年4月25日(土)には、まさに車両としての最期を迎える「廃車回送」に同乗できるツアーが開催されます。
解体場所への片道切符
本ツアーでは213系6両編成に乗車。名古屋駅を出発し、大垣車両区での洗車体験や、通常使用されない熱田駅下り3番線でのイベントを経て、車両留置場所へと向かいます。留置場所では、パンタグラフ下げや気笛吹鳴など、お別れの儀式を実施。車両の役目が終わるその瞬間に立ち会える、非常に貴重な体験となります。こちらは「クラブツーリズム鉄道部」を通じて販売されます(詳細は「クラブツーリズム鉄道部公式X」で発表)。
豊橋駅での車両撮影会と鉄道用品オークション
車両をじっくり記録したいファンのために、豊橋駅構内の車庫線で撮影会が行われます。
昼夜で異なる表情を見せる撮影会
2026年4月4日(土)に開催される撮影会は、昼の部(H13編成)と夜の部(H1・H6編成)の2部構成。昼の部では乗務員室への入室プランが用意され、夜の部では屋内車庫で幻想的な姿をカメラに収めることができます。昼の部の隣接線には373系が配置される予定で、飯田線のスター同士の共演も期待できます。
「エクスプレス予約」・「スマートEX」の旅行商品「EX旅先予約」で2026年2月13日(金)12時から販売。詳細は販売開始日以降に「EX旅先予約」で閲覧できます。
思い出をその手に!オークション販売
2026年5月25日(月)からは、引退した213系から取り外された「車両番号プレート」や「運行番号表示器」などが、JR東海MARKETにてオークション販売される予定です。実車の一部を自宅に迎えられるファン垂涎のチャンスです。
長年、東海の鉄路を支えてきた213系5000番台。その「花道」は、JR東海らしい遊び心と感謝に満ち溢れています。最後の雄姿を目に焼き付けるもよし、特別なツアーで歴史の目撃者になるもよし。ぜひ、それぞれの形で213系との最後のお別れを楽しんでください。
(画像:JR東海、PIXTA)
鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)
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