https://www.google.com/maps/@31.879634,131.4323597,3639m/data=!3m1!1e3

↑↑↑のカラー画像は、宮崎空港を飛び立った旅客機からみえた宮崎市内。画面右上に宮崎空港、まんなかを流れる大きな川が大淀川。

旅客機は、日向灘の海を背にして内陸側(西側)へと飛び立ち、すぐに右旋回して東へと舵を切る。そのとき窓に映った風景。

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↑↑↑のモノクロ画像は、いまから37年前の1983年の航空写真。その下のリンクが同じ上空のGoogleマップ。

まず驚くのは、宮崎空港には現在の滑走路に斜めに交わるように、もうひとつの滑走路跡があること。

このモノクロ航空写真から13年後の1996年に宮崎空港線が開業するから、モノクロ画像にはまだその線路もない。中央上に南宮崎駅がみえて、そこから分岐し画面下へとのびる線路が、日南線。

画面の左下から右上へとのびる道路が、一ツ葉有料道路。この一ツ葉有料道路と日南線が交わる付近に、田吉駅があるはずだけど、ない。

この田吉駅は二転三転した。まず1913(大正2)年に宮崎交通線の駅として開業、宮崎交通線が1962(昭和37)年に廃止され駅もいったん消える。その翌年、1963年に国鉄が宮崎交通線を活用し日南線を開通させ、同年に再び開業。が、またも1971(昭和46)年に廃止。

こんどは1996年に宮崎空港線を開業させるさいに、2度めの復活をとげて現在に至る。

西向きから東向きへ、ほぼ180度を右旋回した旅客機からみえた光景がこれ↓↓↓

南宮崎駅にとまるくるまや、日南線と日豊線の分岐もみえる。

ふたたび宮崎空港がみえると、前出のクロスしていた滑走路跡の一部は、いま沼地になってるみたい。

(航空写真:国土地理院)