東京都交通局300形電車イメージ 出典:Pixta

三菱重工グループの三菱重工エンジニアリング(MHIENG)は、東京都交通局から日暮里・舎人ライナー向けの新型車両12編成(60両)を受注したと発表した。

日暮里・舎人ライナーは東京都が2008年に開業した公共交通機関。日暮里駅から見沼代親水公園駅までの13駅(約10㎞)を結ぶ。通勤・通学などの目的で利用者が堅調に増加したため、2018(平成30)年にはラッシュ時間帯の混雑率は189%にも及んでいた。

三菱重工エンジニアリングが製造する新型車両は、快適性を追求し「G-Fit」を用いた次世代型ロングシートを採用。輸送力を高め、朝夕を中心に混雑緩和に貢献するという。

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東京都交通局は2022年度から座席を全てロングシート化して定員を増やした車両に順次更新する計画を明かしており、今回の新型車両で開業に合わせて投入された300形(新潟トランシス製造)を置き換えるものとみられている。

鉄道チャンネル編集部