パンダくろしお「サステナブル Smile トレイン」イメージ

和歌山県のテーマパーク「アドベンチャーワールド」とJR西日本はこのほど、新たなラッピング列車「パンダくろしお『サステナブル Smile トレイン』」を共同で開発、2020年7月23日(木・祝)に運行を開始すると発表した。

これにより特急「くろしお」号のラッピング列車は3編成になる。運行区間は東海道本線「京都駅」~紀勢本線「新宮駅」(新大阪・天王寺・和歌山経由)。日によって運行列車・区間は異なる。「サステナブル Smile トレイン」は2023年冬頃までの運行を予定しているという。

運転初日の7月23日(木・祝)はくろしお3,6,25,26号で運転。なお、運行開始日のくろしお3号では、新大阪駅・天王寺駅出発時、白浜駅到着時に駅係員のお見送り、お出迎えなどを予定している。

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毎日運転の「パンダくろしお」(くろしお3,6,25,26号)は「Smileアドベンチャートレイン」「サステナブル Smile トレイン」いずれかの車両を使用する。それぞれの運行予定は運行前日にTwitter(@JRpandakurosio)で告知される。

パンダが親子に

正面にはサステナブルSmileを次世代に贈り継ぐ象徴として、ジャイアントパンダの親子がデザインされた
各号車のラッピングイメージはJR西日本のニュースリリースに掲載されている

新たなラッピングデザインのテーマは「SDGs(持続可能な開発目標)」――人々が出会い、笑顔が生まれ、多様性と持続性あふれる安全・安心で豊かな未来に貢献したいという思いを表現する。

正面にはサステナブルSmile を次の世代に贈り継ぐ象徴としてジャイアントパンダの親子を、各車両にはSDGsの17 のゴール(目標)のうちの6つをテーマに、人と動物と自然が豊かに暮らす世界をデザインした。

車両をつなぐリボンは世界をつなぐパートナーシップであり、世代をつなぐバトンの表現。テーマに合わせたカラーに変化することで、SDGs のそれぞれの目標に取り組むことがすべて繋がり、作用しあって豊かな社会を実現することを意味するという。

車内イメージ

鉄道チャンネル編集部
画像:JR西日本