※2015年12月撮影

トップ画像は、山陰本線浅利駅を過ぎた辺りで風力発電機の並ぶ姿。「そんなに風力発電機が珍しいの?」と訊かれそうですが、実は、とても珍しいのです。

筆者は、大阪生まれ東京育ち、転勤先は唯一名古屋という人生を送ってきました。職業は宣伝関係です。広告なんて、大雑把に言えば、アホらしい程明るくて毒気の無い風景を専ら使用します。

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陰翳に富んだ山陰の風景とは無縁だったのです。それに、風力発電機の見える場所でロケ撮影をするなんて(風力発電機を撮るという目的がなければ)あり得ないのです。

※2015年12月撮影

※オリジナル写真が縦なので加工してあります

ハッキリ言って、日本海の荒涼とした表情に無機質な風力発電機の組み合わせは、筆者にはとても魅力的です。これで最後にしますけど・ね。(笑)

※2015年12月撮影

陰鬱に雲が上空を覆う海に何とも言い難い風趣を感じます。

※2015年12月撮影

江津駅の北側の「軍艦ビル」です。老朽化でテナントが少なくなって、地元では再生計画があると聞きましたが、5年後の現在、どうなっているのでしょう。

※2015年12月撮影

江津駅で2014年(平成26年)から運行されている「いわみキャラクタートレイン」の特急「スーパーまつかぜ」と列車交換しました。

※2015年12月撮影

特急「スーパーまつかぜ」は鳥取駅と益田駅間で運行されています。使用車両はJR西日本キハ187系気動車。島根県観光キャラクター「しまねっこ」が目立っています。

※2015年12月撮影

残念ながら「いわみキャラクタートレイン」はラッピングの老朽化で2019年(令和元年)11月で運行を終了しています。

改装された駅舎の屋根が美しい波子駅。駅舎自体は、1921年(大正10年)開業時から使われています。2000年(平成12年)駅の近くに約400種10,000点の海洋生物を展示する島根県立しまね海洋館アクアスが開館した際に改装されたものでしょう。

※2015年12月撮影

波子駅で上り列車と交換。そろそろ夕暮れで写真撮影は限界かな。しかし激寒いのに若い人は元気だ。

※2015年12月撮影

久代(くしろ)駅。駅名標が辛うじて撮れました。1959年(昭和34年)開業。

※2015年12月撮影

17時25分、浜田駅に到着。ホテルに荷を解いて風呂で身体を暖めてから近所の居酒屋へ。流石日本海、刺身が安くて超美味しかった! 最高です。

※2015年12月撮影

熱燗ですっかり良い心持ちになって、さて何を食べたのか覚えていません。西京漬けだった様な気がしますが。

※2015年12月撮影

本日は、三次駅~備後落合~亀嵩~宍道~浜田と非電化路線のみ232.0kmの鉄道旅でした。

明朝は4時半起床なので、早く寝ます。

あ、ケッヘル488番のピアノ・コンチェルト23番は筆者がモーツァルトの中でも特に好きな作品の1曲で、ピアニストと指揮者、オケの組み合わせ違いで都合12種くらいのCDをとっかえひっかえ聴きます。ヘンなタイトルですみません。実は今回が、このシリーズの488本目だったのです。次は、622ですね。(笑)

※筆者は既にコラムなどで青春18きっぷ鉄道旅の写真を度々使用しています。重複していますが、御容赦ください。

※価格、駅などは2015年当時のものです。

(写真・文/住田至朗)