華奢で弱々しいジーンズが新しかった【駅ぶら04】西武池袋線014
※2020年8月撮影
トップ画像は、江古田駅に入って来る下りの急行飯能行。西武鉄道9000系電車。手すりが黒いです。
江古田銀座を歩いています。実は、学生時代、ここを歩いた記憶はありません。その頃は、特に用事もない商店街をプラプラ散歩したりしなかったのです。ですからほぼ初めて歩いています。なかなか賑わいがあります。
※2020年8月撮影
たしか、このまま歩いてゆくと西武池袋線を踏切で渡ってまだまだ商店街は続くのです。適当に右に曲がって駅の方に向かいます。ここに本屋さんがあるのは知らなかったなぁ。
※2020年8月撮影
例えば「牛丼などに特化」したチェーン店は、筆者が学生の頃からありましたが、「生姜焼きに特化」したお店は初めて見ました。いかにも「学生街」という雰囲気です。武蔵大学、武蔵野音楽大学も江古田にあるのです。
※2020年8月撮影
西武池袋線に突き当たって右に曲がります。橋上の江古田駅舎が見えてきました。歩いている白服の女性を追跡しているワケではありません。何故か筆者が周囲を撮りながら歩くスピードと彼女の歩くスピードがシンクロしているのです。
※2020年8月撮影
南口の駅前に出ました。駅前広場になっています。
※2020年8月撮影
南口駅前広場と駅舎。昔の江古田駅を思い出しましたが、まるで別の駅の様です。
※2020年8月撮影
この衣料品を扱うお店も記憶にありません。学生時代にもあったかもしれませんが、当時筆者は専ら”DO! FAMILY”のジーンズなどを愛用していたのです。
※2020年8月撮影
今もこのブランドは、女性向けのフレンチカジュアルブランドとして全国展開していますが、40年前は原宿にショップがあって、ちょっと洒落たジーンズのサロペット(オーバーオール)などを展開していたのです。正当なジーンズの方向性は昔から「骨太・タフ」ですが、”DO! FAMILY”は「華奢(きゃしゃ=どこか繊細で弱々しい)」というコンセプトだったと思います。
1970年代になって「新宿、渋谷はダサイ、原宿だよね」という時代の始まりでした。まだ竹下通りには筆者が通っていた”Melody House”というロック・ミュージックの輸入盤専門店くらいしかなかった頃です。もちろんCD以前、重くて大きいアナログ盤を持ってウロウロしていました。”Melody House”でLittle Featの”Dixie Chicken”を買ったなぁ。
プラザ合意以前なので輸入盤は国内盤よりもずっと高価でした。タワレコやHMV以前の話です。”Melody House”店内には天井から大きなコンパネが斜めに吊してあってソコに直に付けた2つのスピーカーを鳴らしていました。カッコ良かったので自宅で真似しました。音は馬々虎々=まぁまぁふぅふぅ=ぼちぼち。
余談ついでに、筆者が人生で最初に食べた「立ち食いソバ」は竹下通りの入口の左側にあった小さなお店でした。
信じられますか?(笑)
余談はさておき、江古田駅前、先刻渡った池袋側の踏切が左の突き当たりにあります。
写真08※2020年8月撮影
南口を振り返るとこんな感じです。
※2020年8月撮影
南口正面から入ってエスカレーターに乗りました。暑い日でしたがビルの屋上に人がいます。どうやら喫煙所の様です。
※2020年8月撮影
あらあら、また先ほどの白服女性に再会。もちろん、何の物語も始まりませんよ。西武池袋線の下りホームです。
※2020年8月撮影
ベンチからは「日藝」「武蔵野音楽大学」「武蔵大学」の大きなポスターが対面ホームに見えます。
※2020年8月撮影
では桜台駅に向かいます。
【駅ぶら04】西武池袋線015 に続きます。
(写真・文章/住田至朗)