秋田地区に投入されるGV-E400系 五能線の海をイメージした青帯が目を引く

2020年9月4日(金)、秋田車両センターでGV-E400系車両の報道公開が行われました。

GV-E400系はキハ40系を置き換えるために開発された電気式気動車です。ディーゼルエンジンで発電し、電車と同じ駆動システムで動力を伝達して走行するという仕組みで、2019年8月に営業運転を開始しました。新潟地区ではすでにキハ40系の後を継ぐ形で運行しています。

JR東日本秋田支社は今冬より奥羽線・津軽線・五能線へGV-E400系を順次投入します。車両の構造など基本的な仕様は新潟地区に投入されているものと共通していますが、帯や座席の色は五能線の海をイメージした青色になりました。

環境性能は秋田支社主力のキハ110系列気動車と比較した場合、「エンジン単体で窒素酸化物(NOx)は約6割減、黒煙などの粒状物質(PM)では約8割減」と大きく向上。環境にやさしい車両が東北を走ります。

GV-E402とGV-E401の重量差はおよそ0.7t 台車などは共通で、車内設備(主にトイレ)により差が生じる
座席の色も五能線の海をイメージした青に
車内見通し 天井や袖仕切りの木目調の部分は、実際に木材を使用しているわけではない
優先席付近に車いす用スペースも
GV-E400系の運転台

文/写真:一橋正浩