JR東海 金子慎 代表取締役社長(右)とともに、俳優の本木雅弘さん(左)やライターのヨッピーさん(中央)も登壇

JR東海は25日、俳優の本木雅弘さんを起用した「ずらし旅」の新CM発表会を行いました。

公開された新CMは15秒バージョン6タイプ 30秒バージョンのものもある

「ずらし旅」はJR東海が提案する新しいスタイルの旅の楽しみ方。JR東海 金子慎 代表取締役社長によれば「たくさんの方がご存知で定着している旅、これからなら紅葉の名所など、そうした定番の旅とはちょっと違った旅をしよう」というものです。旅する時間・場所・行動をずらしてみることで今まで知らなかったことを「発見」する。そんな楽しい旅を作ろうとする試みと言えるでしょうか。

同社は7月から観光キャンペーン「ひさびさ旅は、新幹線!~旅は、ずらすと、面白い~」を展開し、さまざまな「ずらし旅」の具体例の発信・旅行商品の販売などを行っています。「ずらし旅」特設サイトでは100個を目指して日々具体的なプランを紹介し、公式Twitterではアイデア募集も行っています。

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チョイスできるアクティビティの中には「早朝の禅寺へ特別拝観」「閉館後のリニア・鉄道館でN700のシミュレータを体験」といった面白いものもあり(※すでに終わってしまったものもあります)、鉄道ファン的にも見どころのあるプランが散見されます。もちろん、そうした旅行商品に頼らず、各自思い思いの「ずらし旅」を展開していくのも「ずらし旅」の醍醐味です。

俳優の本木雅弘さんが各地を旅する内容となっている

新CMは俳優の本木雅弘さんが「伊勢神宮」「京都」「東京タワー・横浜」などを訪れ、一般的な旅とはちょっと「ずれた」旅を楽しむというもの。2020年9月26日(土)から関東・関西・静岡・名古屋地区で放映が始まります。

本木雅弘さんは「撮影は駆け足でしたが久々に旅をさせていただいた」「みなさんの旅をしたい気持ちをくすぐる仕上がりになっているのでは」とコメント。また新幹線の旅に関しては「日本の車窓ってどんどん風景が変わっていく。懐かしい風景、斬新な風景、それをあのスピードで見ると心が整理されていく」と宇宙船から地球を眺めるような新幹線の良さを語りました。

発表会では「ずらし旅アドバイザー」三名が本木さんに自分の考える「ずらし旅」をプレゼンする一幕も。グルメタクシードライバーの岩間さんは「12時におやつ、3時にごはん旅」という京都観光に最適な「時間」のずらし旅、ライターのかのえかなさんは「駅舎にピン!ときたら降りてみる 途中下車の旅」、ヨッピーさんは「大阪はぜったい自転車旅」と各々の楽しみ方を提案。

本木さんは全てのアイデアに魅了されつつ、逆にご自身が考案された「メンバーずらし旅」を提案。「久々に会いたい友達を加えてみる」など、メンバーをずらすことで発見できる旅の魅力についてコメントし、「感染対策は万全に。周りの方への配慮も大事ですが、自分の体調管理にも気を配りながら素敵な旅に出かけてください」と締めくくりました。

東海道新幹線モチーフの電動自転車もお披露目

株式会社ドコモ・バイクシェアの 堀清敬 代表取締役社長も登壇。ドクターイエローデザインやN700Sデザインの電動自転車を披露しました。東京・大阪エリアでは10月1日~12月25日まで各1台ずつ走っているので、見つけた方は幸せになれるかも!? とのこと。

「東海道新幹線を利用した旅行商品」を購入された方、また「EXサービス」を購入された方には先着でドコモ・バイクシェアの1日パスもプレゼントされるようです。詳細は「ずらし旅 JR東海×ドコモ・バイクシェア コラボレーション企画特設サイト」に掲載されます。

文/写真:一橋正浩