JR東日本新潟支社の信越線帯織駅に「EkiLab帯織」オープン 駅にものづくり交流拠点 記念コンペで旅行商品のアイディア募集
新潟県三条市の信越線帯織駅に2020年10月、JR東日本新潟支社がものづくり交流拠点施設「EkiLab(エキラボ)帯織」をオープンした。JR東日本がスタートアップ(ベンチャー)企業と組んで新しいビジネスを創造する、コンペ形式の「JR東日本スタートアッププログラム2018」で選ばれたアイディアで、金属プレス加工のストカ、ものづくりサポートのドッツアンドラインズの地元新興2社と組んで、刃物産地として世界に知られる燕三条の技術力を発信する。
エキラボ帯織は、シェアオフィスのほか作業スペースや交流スペースで構成。デザインや設計のセミナーやワークショップを開催する。作業スペースには工具などを備える。ラボは国内外の企業などに燕三条の企業や職人を紹介するほか、企業と人材のマッチングなどで地場産業振興に努める。JR東日本は駅にさまざまな施設を併設する合築型駅舎の整備に取り組んでおり、今回のエキラボもその一環に位置付けられる。
開設記念のイベントがコンペスタイルの「EkiLabものづくりAWARD2020」で、テーマは「旅」。旅に使う道具、旅のお土産、旅先の体験など旅から連想する商品のアイディアコンテストで、一般の部と燕三条地域の小学生の部の2部制で作品を募る。締切は11月15日で、コンセプト、デザイン、実現性などで審査する。コンペはドッツアンドラインズが主催し、JR東日本新潟支社が共催する。
文:上里夏生