2020年11月22日、鉄道界隈を揺るがしたニュースは東京新聞の「【独自】『海の上を走る列車』の跡 高輪ゲートウェイ駅の再開発工事で出土」ではないでしょうか。行方知れずになっていた高輪築堤が再開発工事で出土したそうで、明治期の土木技術が知れる貴重な文化財になりそう。

ところで「海の上を走る列車」と聞くと思い出すのは映画「千と千尋の神隠し」の海原電鉄(人によっては『ONE PIECE』の海列車を思い浮かべるかも)。こちらの元ネタは1959年の伊勢湾台風で被災した名鉄常滑線ではないかという説があります。名鉄常滑線では台風の被害により営業路線が水没したため、水上に架線を敷設して海面すれすれを運転。当時の写真は名鉄のWebサイトにも掲載されています。

https://www.meitetsu.co.jp/recommend/library/exhibition/detail/1239687_5073.html