「より多くの人に、難聴や聴覚ケアについて理解を深めていただくきっかけとなれば……」

そんな想いが込められたオンラインコンサートに、多くの人たちが演奏に没入。いつもと違う、感動と余韻―――。

12月11日 金曜日の夜。「オーティコン補聴器チャリティーコンサート」。

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ダニエル・ゲーデ(ヴァイオリン)スイシュー・ゲーデ(ピアニスト)フローリアン・ゲーデ(チェロ)が奏でる、フリッツ・クライスラーの作品より、セザール・フランク ヴァイオリンソナタ イ長調 FWB8、日本の歌メドレー(落葉松、見上げてごらん夜の星を、天城越え)に、視聴者全員が聞き入った。

このコンサートを手がけるのは、110余年の歴史を持ち、デンマークに本社を置く補聴器メーカー、オーティコン補聴器。

「2014年から毎年開催している“みみともコンサート”も秋の風物詩となり、趣旨に賛同いただき、毎年楽しみにしてくれる人が多数いることをたいへんうれしく思います」

「ことし2020年は、オンライン配信の特性を生かし、補聴器ユーザーのみなさんは、コネクティビティを使用し、補聴器に音を直接とばし、音楽鑑賞できる。この機会にぜひ試してほしいと思います」(オーティコン補聴器 木下聡プレジデント)

難聴や聴覚ケアについて理解を深めて

「さらに今回は、チャリティーコンサートとして開催し、集まった寄付金をすべて難聴者団体へ寄付する予定です。このコンサートを通じ、より多くの人に、難聴や聴覚ケアについて理解を深めていただくきっかけとなれば幸いです」

「視聴者全員が、すばらしい音楽を楽しめることを、願っています」(オーティコン補聴器 木下聡プレジデント)

今回の「オーティコン補聴器チャリティーコンサート」では、Bluetooth通信接続対応スタイルの補聴器を装用しているユーザーは、極上の演奏をステレオサウンドの音質で直接ストリーミングでき、補聴器がヘッドホンのように使える点がポイント。

オーティコン補聴器で専用のオーティコンONアプリを使えば、音質調整、補聴器プログラム変更などが指先ひとつでできる。

また、東京みみ・はな・のどサージクリニック市村恵一名誉院長、慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科 小川郁教授をはじめ、同コンサートの趣旨に賛同した人たちが、特設サイト(https://www.oticon.co.jp/event/concert)にメッセージを掲載中。

―――「難聴による制限のない世界、補聴器が難聴者の生活に溶け込み、難聴により引き起こされる健康リスクをおさえながら、その人らしく充実した人生を送る手助けとなる、革新的な補聴器を開発する」というオーティコン。

今回のコンサートで集めた募金は、全日本難聴者・中途失聴者団体連合会、全国難聴児を持つ親の会、みみより会、声援隊、特定非営利活動法人人工聴覚情報学会、一般社団法人人工内耳友の会ACITA、日本ろう者サッカー協会の7つの難聴者団体へ寄付。

同社は、1万3000人以上のテストユーザーと、世界中のさまざまな分野の科学者といっしょに、軽度から高重度、子ども用から大人用まで、あらゆる難聴に対応できる補聴器の開発・製造を続けていくという。

<オーティコン>
https://www.oticon.co.jp/