ついでに呼野駅も紹介します【木造駅舎巡礼07】日田彦山線05

2020.12.27

※2020年8月撮影

トップ画像は、JR九州日田彦山線豊前桝田駅。と言ってもホーム上の待合室です。2017年(平成29年)九州北部豪雨による鉄道運行休止区間の駅。この駅にも駅舎はありません。

島式ホーム1面2線でしたが本来の上り線は線路が撤去されています。かつては木造駅舎があった様です。駐車場になっている場所にあったのかな。

※2020年8月撮影

筆者のカット不足症候群は続いていて、なぜかこの豊前桝田駅もほとんど同じ様な写真しか撮っていません。いったいどうしちゃったんでしょうか。

ホームに立って小倉駅方面。ホーム東側は広々とした農地になっていますが、その周囲は山々に囲まれています。彦山川が山を削った平地なのですね。

※2020年8月撮影

反対の夜明駅側。ホーム前は草刈りしているのでしょうか。線路は草の中に消えてゆきます。右のフェンスの向こう側は駐車場。

※2020年8月撮影

駅名標。

※2020年8月撮影

豊前桝田駅は、1942年(昭和17年)開業。1960年(昭和35年)日田彦山線所属駅になりました。

ホームの待合室に近距離きっぷ運賃表。

※2020年8月撮影

しかし長閑です。とは言え、2010年の国勢調査データによれば豊前桝田駅を中心にした半径500mの範囲には、53世帯205人が暮らしています。同じ範囲にお隣の彦山駅は、わずか31世帯68人なのです。

※2020年8月撮影

次は彦山駅ですが、この駅は木造駅舎が魅力的なのでたくさん写真を撮っています。

そこで彦山駅に行く前に日田彦山線に初めて乗った時に筆者が強い印象を受けた駅、呼野駅を紹介します。位置は、既に木造駅舎を紹介した石原町駅と採銅所駅との間です。

※2020年8月撮影

呼野駅は単式ホームだけのシンプルな駅です。でも手前に筆者の立っている旧ホームが残っています。

※2020年8月撮影

呼野駅は、1983年(昭和58年)に廃止されるまで福岡県内で唯一スイッチ・バックが存在した駅だったのです。旧線も草に埋もれて残っています。

※2020年8月撮影

呼野駅の南には、金辺峠(きべとうげ)という難所があります。日田彦山線は、金辺トンネルでここを抜けますが、トンネルまで17パーミルという蒸気機関車にはいささかシンドイ勾配が続いたため、呼野駅で停まった蒸気機関車はいったん小倉駅側に400mほど下がって加速、勢いをつけてこの勾配を登っていたのです。その後ディーゼルカーに替わってスイッチ・バックが不要になって現在の新線・新ホームに替わったのです。

現在のホームから旧・ホームと駅名標が見えます。奥に見える白い山は三菱マテリアル東谷鉱山。石灰石を採掘しています。

※2020年8月撮影

2020年8月の旧・駅名標。ほとんど読めません。

※2020年8月撮影

これは最初に筆者が見た2015年(平成27年)の旧・ホーム駅名標。まだ少し文字が読めました。

※2015年8月撮影

現在のホーム駅名標。背後に旧・ホームが見えます。

※2020年8月撮影

動き始めた車内から撮っているので少しブレていますが、同じ場所の当時の駅名標。

※2015年8月撮影

では、次回は日田彦山線の木造駅舎ハイライト、彦山駅です。

(写真・文章/住田至朗)


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