日本車輌製造は29日、 JR東海の通勤型車両「315系」352両(65編成)を一括受注したと発表した。納入予定時期は下記の通り。

2022年3月期 56両(7編成)
2023年3月期 56両(8編成)
2024年3月期 120両(20編成)
2025年3月期 64両(16編成)
2026年3月期 56両(14編成)

受注金額は非公表。 業績に与える影響としては、 2022年3月期以降の売上高への寄与を見込む。 2021年3月期の業績への影響はない。

315系の特徴、導入による影響

ADVERTISEMENT

315系の外観コンセプトは「先進性×親近感」――直線を使用した幾何学的なフォルムの前面形状に高輝度LEDの前照灯を配置し、先進性を表現。長く親しまれているホワイトとコーポレートカラーのオレンジを調和させた配色で親近感を表現した。

最高速度は130km/h。同社の在来線車両としては初めて非常走行用蓄電装置を搭載しており、停電時などに最寄り駅まで走行可能とするなど、安全性・快適性を向上させている。

近々更新期を迎える211系、213系、311系は315系によって置き換えられ、これをもってJR東海から国鉄時代の車両がなくなる。設備投資額は車両製作費、付帯工事費を含め約720億円。

鉄道チャンネル編集部