航空自衛隊築城基地(福岡県)にて、2025年11月30日(日)に「築城基地航空祭」が開催されます。当日は、目玉であるブルーインパルスのアクロバット飛行をはじめ、F-2・F-15戦闘機、V-22オスプレイなど多彩な航空機が空と地上に集結。基地内駐車場がないため、来場には公共交通機関の利用が必須です。これに伴い、JR九州は臨時特急列車4本に加え、特急44本を築城駅に臨時停車させるなど、博多・小倉・大分方面からのアクセスを徹底強化します。

空の猛者集結!息をのむ展示飛行を見逃すな

航空祭の目玉である展示飛行では、人気のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が登場します(11:35からの予定)。
さらに、基地所属のF-15J、F-2戦闘機や、T-4練習機、U-125A救難捜索機、UH-60J救難ヘリコプターといった航空自衛隊の機体も空を舞います。このほか、陸上自衛隊のOH-1観測ヘリコプター、海上保安庁のビーチ350、そして「ウイスキーパパ」(エクストラEA300)による競技曲技飛行も予定されており、多彩な機体が集結します。

築城基地 航空祭プログラム2025

地上でも大興奮!あの憧れの機体を間近で拝め

地上展示も充実のラインナップです。展示飛行を行うブルーインパルス、F-15J、F-2、T-4、U-125A、UH-60J、陸自OH-1、海保ビーチ350、ウイスキーパパ(エクストラEA300)に加え、C-2輸送機、KC-46空中給油・輸送機、CH-47J輸送ヘリコプター、T-7練習機、U-4多用途支援機なども間近で見ることができます。さらに、陸上自衛隊のUH-1多用途ヘリコプターやV-22オスプレイ、海上自衛隊のP-1哨戒機、米軍機のC-12も地上に並び、迫力満点です。

飛行機だけじゃない!音楽にドリルに太鼓まで

会場では飛行機以外にも様々なイベントが催されます。福岡県立育徳館高等学校管弦楽部による演奏や、航空学生によるファンシードリル、警備犬訓練展示、築城基地太鼓部による演奏など、見どころ満載です。また、周辺自治体などによるPRブース「まちのイチおし紹介コーナー」や「キッズ・カー運行」も実施され、家族連れでも楽しめそうです。基地内には売店エリアや休憩場所も設けられます。

築城基地 航空祭の会場案内図

手荷物検査あり!持ち込んではいけない物リスト!

航空祭当日は、安全確保のため入門時や基地内シャトルバス降車時に手荷物検査が実施されます。基地内への持ち込みが禁止されているものには、三脚・脚立類、酒類(アルコール飲料)、刃物類、銃器、モデルガン、ドローン、ラジコン機、テント、キックボード、スケートボード、ペット(介助犬を除く)、レーザーポインターなどが含まれます。
もしハサミやお酒などの軽微な持ち込み禁止物を持っていた場合は、手荷物検査場の放棄品箱へ放棄した上で入門することになります。また、三脚や脚立類を持ち込んだ場合、手荷物検査場で係員による固縛処理が行われ、会場での使用は固く禁止されています。

飲酒もダメ、レジャーシートも指定場所で

持ち込み禁止品以外にも、基地内での禁止行為が定められています。憩いの森、グラウンドといった指定場所以外でのレジャーシートや折りたたみ椅子の使用はできません。また、ガスコンロなど火気の使用や、飲酒も禁止されています。このほか、政治的な宣伝活動やビラ配り、集会、演説、のぼりの使用、無許可の営業行為、航空祭運営の妨げとなる行為、航空機へのレーザー光線照射なども禁止事項となっています。

駐車場は無いぞ!当日はJRの臨時列車が便利!

当日は基地内に一般来場者用の駐車場(バイク、自転車を含む)は用意されていません。そのため、公共交通機関の利用が呼びかけられています。基地外に臨時駐車場が用意されますが、詳細は築城基地ホームページの「令和7年度築城基地航空祭臨時駐車場のお知らせ」で確認が必要。

アクセスに関して、JR九州が航空祭に合わせて臨時列車の運転や特急列車の臨時停車を発表しています。臨時特急列車が4本運転されるほか、多くの特急列車が最寄りの築城駅に臨時停車、臨時普通列車「築城基地航空祭号」も45本運転される計画です。詳細はJR九州のホームページなどで確認することをおすすめします。

臨時特急列車が4本運転(イメージ)
特急列車が築城駅に44本臨時停車(イメージ)

「築城基地航空祭」概要

開催日時:2025年11月30日(日) 午前8時~午後3時(午前8時に開門予定で、午後2時に入場締切りです。)
場所:航空自衛隊 築城基地(福岡県築上郡築上町大字西八田)

注意点として、天候や任務遂行などの理由により、急遽イベントの規模縮小や中止となる場合があります。また、混雑などにより退場に長時間を要する場合があるとしています。

JR九州が特急44本の臨時停車や臨時列車45本を運行することで、築城基地航空祭は公共交通機関でのアクセスが極めて便利なイベントとなります。ブルーインパルスの迫力ある飛行展示を楽しむためにも、特急指定席券の発売日をチェックし、手荷物検査の注意事項を守って、最高の航空祭を堪能してください。
(画像:航空自衛隊 築城基地、JR九州、TOP写真:iwasaki_2020 / PIXTA)

鉄道チャンネル編集部
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