ケーブルカーは2両とも同じデザイン
麓側前面(左)と山側前面(右)

冬季メンテナンスを終え、3月20日(土・祝)から運転をスタートする叡山ケーブル・ロープウェイ。

その叡山ケーブルの車体デザインが、1998年以来23年ぶりにリニューアルされる。京福電鉄はその理由を「『伝教大師最澄1200年大遠忌』に合わせ比叡山振興会議が推進する魅力交流事業の一環」と説明する。

新デザインのベースは比叡山を象徴する濃緑色。ロゴで表現される「比叡山・びわ湖<山と水と光の廻廊>ルート」の「金色の揺らぎ」(山中に立ちこめる霧、雲海)を配した。

「比叡山・びわ湖<山と水と光の廻廊>」公式ロゴ

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叡山電車の観光列車「ひえい」や、江若交通の比叡山内シャトルバスに導入される車両との親和性も意識し、「比叡山・びわ湖<山と水と光の廻廊>ルート」の統一した世界観を作る。

叡山電車 観光列車「ひえい」(写真:鉄道チャンネル編集部)
比叡山内シャトルバス(江若交通)

新デザイン導入にあわせ、2021年12月5日まで企画乗車券「比叡山フリーパス」も発売。

京都洛北の玄関口・出町柳駅から比叡山を横断して大津・坂本まで乗降自由の乗車券、世界遺産・比叡山延暦寺の巡拝券、比叡山内シャトルバスの1日乗車券を組み合わせる。価格は大人3,500円、小児1,600円。叡山電車 出町柳駅、坂本観光協会案内所、KTIC 京都などで扱う。

比叡山・びわ湖 観光ルート 路線図

手ぬぐいのプレゼントやグッズ販売も

手ぬぐいのデザインイメージ

運転再開日となる3月20日の初発から、ケーブル八瀬駅にて、同駅より叡山ケーブルを利用された方に手ぬぐいを進呈。比叡山延暦寺 水尾寂芳執行が揮毫した「令和3年比叡山から発信する言葉 『自他同心』(じたどうしん)」をプリントしたもので、先着3,000名限定。「比叡山から発信する言葉」揮毫のレプリカはケーブル八瀬駅待合室にも展示される。

また11時から、同駅にて記念グッズの発売会を実施。叡山ケーブルリニューアル記念硬券(500枚限定、300円)や、叡山ケーブルリニューアル記念A4クリアファイル(500円)の販売も行うほか、特典として当日ケーブル八瀬駅で乗車券を購入された方に、初代ケーブルカーもしくはリニューアルバージョンのいずれか1枚の「鉄カード」を進呈する(なくなり次第終了)。

鉄道チャンネル編集部
(画像:京福電気鉄道株式会社)