東武鉄道は、通常1名の乗車に対し1席分としている特急券発売について、ソーシャルディスタンスを確保して乗車を希望する利用者にむけて、隣席特急券の「特例購入」を導入している。

この特例購入は、4月25日の土休日、隣席の特急券を子ども特急料金で同時購入できる仕組み。

「これにより、ひとりで乗車するの場合にも、隣席を気にすることなく、特急列車を利用できる」(東武鉄道)

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対象列車と区間は、東武伊勢崎線特急 りょうもう号・リバティりょうもう号の全列車と全区間。

隣席がすでに販売済みの場合は購入できない。また、同時に購入する子ども特急券に対する乗車券などは不要。

購入できる場所は、東武線の駅窓口(東上線、押上、渡瀬、治良門橋、板荷、野州大塚、無人駅をのぞく各駅)。駅の券売機・チケットレスサービスでは取り扱わない。

払い戻しのさいは、所定の手数料(100円)を、両方の特急券から収受する。また乗車変更は、両方の特急券を同時に変更する必要がある。

東武特急 りょうもう は、東京と栃木・群馬方面をつなぐ東武鉄道の特急列車の愛称。画像の赤帯200型・250型車両は、おもに浅草〜赤城を伊勢崎線・桐生線経由で運行している。

また、リバティりょうもう号は、東武鉄道 500系を使用。この500系には、車内無料Wi-Fiや、各座席にコンセント、背面テーブルなどを備えるビジネス・観光両用特急車両。

500系は1編成3両固定の併結・分割を可能にした仕様で、途中駅で列車を併結・分割するシーンもみられる。