日本初の電車法要施設、大阪ハピネスパーク交野霊園での完成式典に徳永ゆうき「電車のある霊園は間違いなく他にない」
大阪府交野市に本社を置く霊園開発・墓石販売業の西鶴は4月1日、ハピネスパーク交野霊園で、電車法要施設の完成式典を開催。
式典会場には、演歌歌手で大の鉄道ファンである徳永ゆうきがゲスト登壇。「日本中を探しても、電車のある霊園は間違いなく他にないと思います。電車の車内も見せていただきましたが、『森永ミルクキャラメルの広告がある!』と驚きました」と語った。
このハピネスパーク交野霊園 電車法要施設は、路面電車を再利用してつくった日本初の施設。「電車を利用した法要施設は他に例がなく、世界初の法要施設といえるかもしれません」と西鶴はいう。
車両は京都市電(N電)で、明治45年の製造から昭和36年まで北野~京都駅前を走っていた「日本初の電車」。廃車となってからは大覚寺にて保存され、その後、大宮交通公園で展示されていた。
同社は2020年8月25日の深夜、特殊車両で同車両をハピネスパーク交野霊園に運び、約半年をかけて修繕・修復。今回のオープンにこぎつけた。
西鶴は、法要施設に電車を選んだ背景についてこう伝えている。
「電車と霊園がともに「別れ」を象徴しているという共通点があり、著名な文学作品では宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』が挙げられます。作中では、電車が別れの場を担っています」
「アニメーションでは、『銀河鉄道999』で主人公・鉄郎が永遠の命を求めて旅に出ますが、人は必ず死ぬことを悟り、永遠の命を放棄します」
バラ園のような霊園としても知られるハピネスパーク交野霊園は、JR津田駅より車で3分。
◆日本初、京都市電 N電 が復元されて法要施設に! 大覚寺の保存車両が大阪府交野市ハピネスパーク交野霊園で“再稼働”
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