※2021年4月撮影

トップ画像は、西武鉄道新宿線新井薬師前駅下りホームを通過する急行本川越行。西武の主力車両2000系電車。

前面展望は中井駅を出発します。中線が上下線に合流します。

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※2021年3月撮影

新宿線は緩く右にカーブ。

※2021年3月撮影

線路の左(南)側に新宿区立落合公園のある辺りでS字カーブになります。

※2021年3月撮影

「第3妙正寺川橋梁」を渡ります。この直後から新宿線連続立体交差事業の工事区間が始まります。線路の両側に工事用のボードが並んでいます。

言い換えれば、ここから先新宿線は野方駅の手前まで地下化されます。地下化される前に地上の前面展望を記録できたことが良かったと思います。

※2021年3月撮影

新宿線中井~野方駅間連続立体交差事業の概要をみておきましょう。西武鉄道さんのホームページ図表を拝借します。

※西武鉄道「新宿線中井~野方駅間連続立体交差事業のご案内」から

妙正寺川を渡ったところから野方駅の手前までの約2.4kmが工事区間です。

こちらの図の方が分かり易いかな。ところが「7ヶ所の踏切を除去」と説明されているのに図には「9ヶ所」の踏切があるのです。つまり「2ヵ所」は除去されないのでしょうか? 西武鉄道さんに確認したところ、「中井第5号」「沼袋第4号」の踏切は除去されないようです。

※西武鉄道「新宿線中井~野方駅間連続立体交差事業のご案内」から
※立体交差により改称される踏切道は「中井第7号」「新井薬師前第1号」「新井薬師前第2号」「新井薬師前第3号」「沼袋第1号」「沼袋第2号」「沼袋第3号」の7ヵ所。詳細は「新宿線中井~野方駅間連続立体交差事業のご案内」「工事の概要」に記載されています。

目の目にある「中井第5号」踏切は除去されません。

※2021年3月撮影

工事用車両が渡る踏切があります。

※2021年3月撮影

「中井第7号」踏切があって新井薬師前駅が右カーブに見えてきました。

※2021年3月撮影

工事は地下で行われているので見えません。でも線路の状況から「佳境」が感じられます。見えている新井薬師前駅は地下駅になります。

※2021年3月撮影

新井薬師前駅に到着します。右にカーブするホーム上屋の古い鉄柱が良いですね。

※2021年3月撮影

駅を越えたところのこれは「新井薬師前第1号」踏切でしょうか。

※2021年3月撮影

下りホーム駅名標。

※2021年3月撮影

新井薬師前駅は1927年(昭和2年)開業。1960年(昭和35年)島式ホーム1面2線を相対式ホーム2面2線に変更。1969年(昭和44年)跨線橋設置。1975年(昭和50年)北口開設。1981年(昭和56年)南口に新駅舎が完成。2018年(平成30年)地下化工事にともない北口改札と跨線橋が移設されました。

残念ながら2018年以前の新井薬師前駅。オリジナル状態の駅を筆者は見ていません。JR中央線沿線に住んでいたため西武鉄道の新宿線に乗ったこと自体がほとんどなかったのです。池袋線には通う大学が沿線にありましたし、同窓の友人たちが近隣に下宿していたので池袋線は頻繁に利用していました。

さて初めての新井薬師前駅、もう少し見てみましょう。

(写真・文章/住田至朗)

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。