岡山の水島臨海鉄道につづき、千葉の京葉臨海鉄道にも新たな電気式ディーゼル機関車―――。

形式DD200、800番台。水島臨海鉄道に行ったDD200は600番台の601号機。京葉臨海鉄道は800番台の801号機。

DD200-801は、製造元の川崎重工業を出場し、JR貨物 新鶴見機関区所属 EF65形電気機関車2089号機、同区所属 EF210形111などに引かれ、兵庫から山陽線・東海道線・武蔵野線・総武線などを伝って蘇我・京葉臨海鉄道 千葉貨物駅へと運ばれた。

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DD200形は、ディーゼルエンジンで発電し、電動モータで駆動する、電気式ディーゼル機関車。画像↑↑↑はJR貨物保有の0番台2号機、愛知機関区所属。

国鉄時代につくられ全国各地に配置したDE10・DE11形ディーゼル機関車を置き換えるべく、2017年から川崎重工業でつくられている機関車で、搭載エンジンサイズはDE10の水冷4サイクルV型12気筒と同じ。

走行性能はDE10形相当とし、動軸数はDE10の5軸よりも1軸少ない4軸に。軸重(1軸あたりの重量)を低くおさえ、DE10形式でしか入線できない線区へも入線できる。

京葉臨海鉄道には、国鉄DD13形をベースとしたKD55形・KD60形ディーゼル機関車がいる。このDD200形の導入で、既存のディーゼル機関車の行方は……?

◆水島臨海鉄道に新型車両 DD200-601 JR貨物 DD200と同形の電気式ディーゼル機関車
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◆岐阜貨物ターミナル駅と新南陽駅、リードタイム短縮の先駆け
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◆登場から50年で生存率3%以下、消えかけるDD51形ディーゼル機関車
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