2018年10月から、機関車・貨車などの検査・修繕履歴をリアルタイムに管理し、故障履歴などのデータを蓄積・解析することで、安定輸送、適切な保守コストの導入を図ってきたJR貨物 車両管理システム。

このJR貨物 車両管理システムが拡充し、2021年6月からフォークリフトやトップリフターといった荷役機械についても検査・修繕管理できる機能を追加し運用し始めた。

これにより全国のJR貨物 機関区・車両所・貨物駅にある機関車・貨車からフォークリフトまで、すべての営業用車両について、日々の検査進捗、検査結果、故障情報、修繕内容などのデータが同一システム内にてリアルタイムに一元管理できることに。

紙の記録からタブレット端末へ

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JR貨物はこれまで、全国に点在する営業用車両の検査計画・検査結果などは、各区所にて紙で記録を残し、各区所にて管理していた。

2018年から導入しているJR貨物 車両管理システムは、検査担当がタブレット端末から入力し、車両台帳・検査計画・検査結果・修繕内容把握・稼働実績・故障実績などのデータをリアルタイムで把握し、一元的に管理する。

2021年4月1日時点で、JR貨物 機関車566両(うち電気機関車417両、ディーゼル機関車149両)、貨車9300両(JRコンテナ車7140両、私有貨車2107両、その他53両)、貨物電車42両が同システムの対象に。

この6月からは、12ft用フォークリフト410台、20ft用フォークリフト85台、トップリフター101台についてもJR貨物 車両管理システムでリアルタイム一元管理していく。