JR東日本は2021年6月24日、混雑を避けた平日の旅や移動を応援する方針を打ち出し、平日限定のきっぷ「ひみつの平日パス」を発売すると発表した。キーワードの「ひみつ」には、密を避け分散する「避・密」「非・密」の意が込められている。

7月前半・9月の平日は「ひみつの平日パス」で

「ひみつの平日パス」は既存の「休日おでかけパス」と同じように、フリーエリア内の普通列車(快速含む)普通車自由席、東京臨海高速鉄道線(りんかい線)全線、東京モノレール線全線が1日乗り降り自由になるというもの。

「ひみつの平日パス」フリーエリア(画像:JR東日本)

別途特急券やグリーン券を購入すると、新幹線や特急列車・普通列車グリーン車なども利用できる。ただし新幹線に関してはJR東日本の「東北・山形・秋田・北海道・上越・北陸新幹線」限定で、東海道新幹線は利用できない。

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発売期間は2021年7月1日~7月19日および9月で、利用期間は発売期間内の「平日」。価格は大人2,720円、小児1,360円。フリーエリア内の指定席券売機、みどりの窓口、主な旅行会社で発売する。また、フリーエリア内の駅レンタカー営業所では「ひみつの平日パス」を提示すると一部車種を特別料金で利用できる特典もつく。

「休日おでかけパス」の夏の利用期間が「7月20日~8月31日」なので、夏休み中は「休日おでかけパス」、その前後の平日は「ひみつの平日パス」で関東近郊の旅行に出かける、といった使い分けができそうだ。

また「ひみつの平日パス」の他にも、期間限定で「(JRE POINT用)Suicaグリーン券」交換ポイント引き下げや、平休日がお得な旅行商品の発売、ダイナミックレールパックのタイムセールなどを実施する。

鉄道チャンネル編集部