E233系0代(HIDライト)

普段は立ち入ることのできないJR東日本・豊田車両センター武蔵小金井派出(東京・小金井市)の検修庫で、この秋、中央線で活躍するE233系0代の有料撮影会が開催されます。鉄道ファンにとって貴重な機会になりそうです。

普段は立ち入れない検修庫を開放

E233系0代は2006年12月に営業運転を開始した首都圏用の直流電車です。前世代のE231系の技術を踏襲し、主要機器を二重系化して信頼性を向上。女性専用車や優先席エリアでは荷棚・吊り手の高さを低くするなどユニバーサルデザインを多く採用しており、空気清浄機の設置や液晶画面・フルカラーLEDによる案内表示の充実など、快適性にも配慮した車両です。

2025年3月からは中央線快速電車や青梅線で使用される0番代の4号車・5号車にグリーン車が導入され、輸送サービスの向上が図られました。また、グリーン車サービス開始に伴い、中央線快速のE233系0代は全列車が12両編成で運用されるようになりました。

今回の撮影会で展示されるのは、豊田車両センター所属のE233系0代H49編成(4両)。特別に前照灯を現在のLEDライトから、過去に使用されていたHIDライトへ付け替え、かつての姿を再現するということです。

当日は正門で受付後、安全上の注意事項を受けて撮影会場へ移動。検修庫内で約1時間10分の撮影時間が設けられ、普段は整備や点検が行われる現場を舞台に、E233系0代の魅力を存分に楽しむことができるということです。

開催日は2025年11月2日(日)と3日(月・祝)の2日間。午前(10時~12時)と午後(14時~16時)の2部制で、各回20人ずつ募集(計80人)。対象は18歳以上、参加費は1人1万5000円(税込み)。申込は10月14日(火)正午から、JR東日本のオンラインサービス「JRE MALLチケット」で受け付けます。

武蔵小金井検修庫

(写真:JR東日本)

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