神戸市交通局は7月8日、地下鉄西神・山手線3000形車両が間もなく引退することを明らかにした。

3000形は川崎重工業が製造した通勤型電車。神戸市営地下鉄として初めてVVVFインバータ制御を採用した車両でもあり、MT比は4M2T。1994年までに6両編成6本が導入された。

6000形の投入に伴い、現在は他の形式と同様に置き換えが進む。2019年から廃車が始まり、現在は1編成(3128編成)を残すのみ。神戸市交通局は最後の3000形にラストランヘッドマークを掲出して運行しており、7月25日には引退記念イベントとして、普段は立ち入ることのできない名谷車両基地の見学ツアーも行われる。

引退記念ヘッドマーク

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車両見学だけでなく、最後の1台の車両から吊り輪をその場で切って持ち帰る「吊り輪狩り」や、車掌成りきり体験、運転シミュレータ体験なども実施する。参加費は大人1名7,200円で、7月9日から予約を受け付けている。

鉄道チャンネル編集部
(画像:ビートラベル)